少子化社会白書

少子化社会白書が発行されました。全文を以下のサイトから閲覧することが出来ます。

少子高齢化の問題は、今後のUD製品のマーケットを考える上でも重要です。ざっと資料を眺めたところ、目に付いたのは地域ごとの出生率の差ですね。東京の場合、既に1を割り込んでいます。いわゆるドーナツ化現象で、子どもがいる家庭は周辺の千葉・埼玉・神奈川にあるのだと思うのですが、この地域でも軒並み1.18程度と低水準にあります。首都圏全体で少子化が進んでいるようです。

国内の問題だけではなく、海外の少子化の動向についても触れられています。私が気になったのはアジア地域の少子化傾向です。途上国であっても近年は少子化の傾向が見られるようです。これは乳幼児死亡率の低下と工業化により、1人の子どもに対してより多く投資する傾向が出るのでしょう。また、一人っ子政策をとっている中国の出生率が1.7なのが興味深いですね。やはり農村部などでは人手が必要なので産まざるを得ないのでしょうか? それとも都市部の金持ち層がお金を払って二人目、三人目を産むのでしょうか?

平成18年版 少子化社会白書(全文<PDF形式>)
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2006/18pdfhonpen/18honpen.html