日本海重油流出事故から10年

ナホトカ号事故:10年後も油まじり砂5千トン残る 石川 (MSN-Mainichi INTERACTIVE)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/p20070105k0000e040075000c.html

 ナホトカの事故から早10年。懐かしいような気持ちもあるが、まだ油が残ってたのね。

 当時の僕は春休みを利用して、事故から1ヶ月後に現地入りしてボランティアをしていました。テレビで見たような海を覆う大量の重油は既に取り除かれてはいたけれど、岩や砂にこびりついたコールタールのような固まりは、バキュームで吸い取れるようなモノでなく人手でコツコツ取り除いていた。

 既に本部が立ち上がり作業や物資、人手の手配などがボランティアスタッフの手によって運営されていた。本部とは言ってもボランティアの集まりで、なかなか長期に運営を手伝える人は少ない。1週間もいるとすぐにリーダーとして働くことになる。

 この現場で僕はボランティア本部のWebサイト作成を担当することになった。理由は単にキーボードが打てるから(^^;
 まだHTMLなんて1つも知らない状態で、参考書の例文を見ながらページを作っていった。ボランティア本部のページは当時としては驚異的なアクセス数で、その影響力も非常に大きかった。不足している物資を書き込むと翌日にはトラックで運ばれてきたりする。しかし作業状況の変化によって必要な物資は異なり、すぐに情報を更新しないと要らない物資がたくさん届くことになる。この時の経験がインターネット業界に入ったキッカケなのかもしれない。

ボランティア本部前ボランティア本部受付インターネット作成チーム解散式