【記事】シニア向けゲームを専門学校の学生が初企画 (MYCOMジャーナル)

シニア向けゲームを専門学校の学生が初企画 (MYCOMジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/02/06/460.html

 「ゲームを使ってシニアを応援したい」と考えた学生らが、ゲームメーカーのエム・ティー・オーと共同で開発した。同校はシニアが楽しくゲームに参加することで、脳の活性化や生きがい発見につながると期待している。 「みんなの盆栽」は画面をタッチするだけで、盆栽を育てることができる育成シミュレーションゲーム。与える水や栄養分の量で盆栽の形が変わったり、コンクールに出品することができたりと、盆栽好きのシニアでも十分に楽しめる内容となっている。

 「シニア=盆栽」という発想に疑問を感じます。彼らが考えるシニア像とは、いったいどんな人を指しているのでしょうか? 実際のシニアに対してマーケティングをやったのでしょうか?

 シニアを感じさせるメッセージの込められた商品を、シニアは好みません。実際のシニア世代に対して「何歳からシニアだと思いますか?」と質問すると、自分より10歳上の年齢を提示します。つまりそのようなメッセージを感じさせる商品は、自分よりも年上の人に対する商品だと認識して、手に取るのをやめてしまうのです。

 シニア向けの商品を開発する際には、このメッセージの出し方に気を付けなければなりません。自分たちが意図した人達に正しくアプローチするためには、年寄りに見られたくないという彼らの心理を読みながら、企画やプロモーションを考えなくてはなりませんね。