【読書】ブルー・オーシャン戦略

 新市場の開拓をメインに据えたブルー・オーシャン戦略の解説書。煽りは魅力的で内容も面白く読み物としては十分楽しめる。新規市場に対する考え方は、実はユニバーサルデザインの考え方に非常に似ているものを感じた。ブルー・オーシャン戦略の言葉を借りて言えば、ユニバーサルデザインは、これまで市場の外にあると考えられていた障害者や高齢者に対して、「市場の境界線」を引き直すことである。そのために、シンプルで使いやすい製品を開発していくことは、「バリュー・イノベーション」を引き起こすことにつながる。

 他に参考になったのは後半の、組織のモチベーション管理の解説。ステイクホルダーをどのように戦略に巻き込んでいくかについての部分だ。企業の中でユニバーサルデザインを実施していくのは、実際おなじような問題にぶつかることが多い。トップがUDの価値を理解しても顧客との接点であるフロント部隊が理解していなかったために、顧客に間違ったメッセージを伝えてしまうこともある。逆のパターンもまた多い。

 時間がなくて手っ取り早く読みたい人はポケット図解を読むだけでも十分に役立つと思いますよ。

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する
W・チャン・キム レネ・モボルニュ 有賀 裕子
ランダムハウス講談社 (2005/06/21)
売り上げランキング: 2532
おすすめ度の平均: 4.0

2 いわゆるネーミングの勝利型
5 青い海を目指して、我々が目指すべきロールモデル
5 赤き血の海から、蒼き未開の海へ

【読書】デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方

 SFCの奥出教授による、デザイン思考を解説した書。モノ作りのウェイトが技術力からデザイン力に移りゆく様を照らしていく。

 一般的な入門書としての位置づけなのか、タイトルから期待した道具(具体的な方法論)に関しての解説が少なかったのが残念。それらはもっと専門書を出してもらおう。 

デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方
奥出 直人
早川書房 (2007/02)
売り上げランキング: 4109
おすすめ度の平均: 5.0

5 ipodを生み出したのはデザイン思考だった

【出張】ボストン&LA-9日目

本日は最終日。

大型バスでツアー参加者の皆さんを大型ショッピングモールにお連れしたのでした。

視察という名のショッピングを終えた後、一行は毎年パーティーを開いているSun&Moon Cafeへ。また今年もBeer Bombを飲むために事前にウコンを飲んでおく。

 

【出張】ボストン&LA-8日目

本日はお休みを頂き、LA市内観光に行きした・・・。

うーん、せっかく見に行った現代美術館(Museum of Contemporary Art- Los Angeles-) は改装中で見られず、別館へ行くことに。しかし、チケット売り場の係員が言うには10分で行けると言っていたのに足の長さが違うのか、我々だと30分もかかる。せっかく到着しても、展示内容が「Art and the Feminist revolution」ということで、かなり過激。女性を連れて行ったのですが、かなり引いていました。自分が持てない理由がよく分かりました(^^;

改装中のMOCA MOCA別館

【出張】ボストン&LA-7日目

この日は主に展示会場を巡ります。

ツアー参加者の方々を数人お連れして、展示会場を案内するサービスを今年から個人的に(^^;はじめました。説明することで私にとっても勉強になるし、1つ1つを丁寧に見ることができるので、新製品のチェックにもなります。