【読書】胎動するベトナムの教育と福祉

 せっかくベトナムに行ったのだから、この国のことをもっとよく知りたいと思う。まずがやはり仕事に関連する情報が大事だろう。手にっとったのは「胎動するベトナムの教育と福祉」2003年の本だ。

 言うまでも無いことだが、この国の障害者にとって最も影響を与えているのはベトナム戦争だ。砲撃や地雷の被害は勿論、枯れ葉剤の影響による先天的な障害の発生も多い。日本では有名なベトちゃんドクちゃんもベトナムではあまり知られていないのだそうだが、それはみんなが感心がないのか、あるいは同じような境遇の人が多くて埋もれてしまうのだろうか・・・。

 途上国の障害者が二重に搾取されている。障害とそれに起因する貧困によってだ。ベトナムもまた例外ではなく、街中を歩くと物乞いをする障害者の姿が多く見られた。カンボジアでは観光地を中心に回ったため、あまりそのような人の姿を見ることはなかったが、手足のない人や目の見えない人が楽器を弾いていた。

 国全体が困難な状況にあるのだから障害者のサポートをするのは難しいとも言えるが、ドイモイ政策による市場開放で活気のある今では福祉にもっと力を入れてもいいのではないだろうかとも思った。

 

胎動するベトナムの教育と福祉―ドイモイ政策下の障害者と家族の実態
黒田 学 津止 正敏 向井 啓二 藤本 文朗
文理閣 (2003/06)
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