【読書】シリアスゲーム

 シリアスゲームというのは「教育をはじめとする社会の諸領域の問題解決のために利用されるデジタルゲーム」という定義だそうだ。今では様々なゲームが開発され、実際にプレイされている。

 例をあげれば、国連世界食料計画が開発した、「フードフォース」だろう。このゲームは途上国で発生した大規模な災害により発生した食糧不足の問題を解決するために、様々なミッションを実行していく。ゲームを楽しみながら国連の食糧支援について学ぶことができるのだ。 

 「教育とゲーム」というキーワードで思い出すのは、「ポパイの英語遊び」だ。このゲームが発売された当時、なかなかファミコンを買ってもらえなかった友人が親を説得するために、このゲームで英語を勉強するからと説明していた。結果、ファミコンを買ってもらうことには成功したが、英語の勉強は進まなかったようだけど。

 自分自身を振り返ると、卒業研究はシリアスゲームに近いものだったかもしれない。「歩行訓練器に応用するバーチャルリアリティに関する研究」 というタイトルだったのだが、単純に歩行訓練器の前にスクリーンを置き、歩行速度に合わせて風景を切り替えて提示するシステムだ。リハビリに遊びの要素を加えて、モチベーションを高めるのが目的なのだが、ゲームを作る技術が低くてあまり楽しいものは作れなかったのが残念だ。

歩行訓練器画面

シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム
藤本 徹
東京電機大学出版局 (2007/02)
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