【記事】アクセシビリティ対策の基準がある自治体は26.6%:ITpro

 ITproの記事よりアクセシビリティ対策の基準がある自治体は26.6%

  基本的なアクセシビリティ対策の内容は、日本工業規格(JIS)で定められている。また、総務省も自治体サイトのアクセシビリティ対策の手順「みんなの公共サイト運用モデル」をまとめ、解説資料を全国の自治体に配布している。ところが、前者については21.8%、後者については27.2%の自治体が、その存在を知らないと回答している。

  こちらもITpro87.8%の自治体が1人1台パソコンを達成

 一般行政職の職員に対して1人1台以上のパソコンを導入している市区町村が87.8%に及ぶことが、日経パソコンの調査で明らかになった。前年の調査では73.9%で、1年で13.9%増えた。

江戸博&秋葉原ツアー

 来日しているワシントン大学の学生3人を連れて、今日は都内観光。3人の学生はベン、クリス、スチュアート。ベンはクリスのお兄さんで、クリスの付き添い。クリスは電動車イスで移動。スチュアートは両下肢切断で義足を付けています。

 彼らはワシントン大学で行われているDO-ITという障害をもつ学生をITで支援するプロジェクトに関わっていて、今回の来日はこのプロジェクトを日本に実施するDO-IT Japanに先輩として参加するために来たのでした。

 日本が初めてなことや彼らがコンピューターサイエンスを学んでいることなどから、次のようなスケジュールを立てました。

Schedule 24th July.

11:30 at lobby,Keio plaza hotel.

11:30-12:00 Shinjyku station -> Ryogoku station by JR Soubu-line.

12:00-13:00 Lunch

13:00-14:30 Edo tokyo museum.

14:30-15:00 Akihabara station by JR Soubu-line.

15:00-15:30 Digital Hollywood University.

15:30-16:30 Akihabara city.

16:30-17:00 Akihabara station -> Hotel by JR Soubu-line.

 まずは、宿泊先の京王プラザから総武線で両国まで移動するのですが、新宿西口から総武線のプロットホームに移動するには、いくつもエレベーターを乗り換えなければならなくて、とても時間がかかりました。この辺はリサーチ不足でしたな。

 電車に乗ってからは順調で両国駅での下車もスムーズ。江戸東京博物館は駅の側で、簡単に移動できました。昼食は博物館内のレストランで食べたのですが、彼らはラムネにとても興味を持っていたそうで、ここで飲めてよかったみたい。館内は英語の説明も用意されているし、なにより英語の案内ボランティアさんがいるのが心強い。江戸時代のことを英語で説明するのは難しいですからね。

翻訳ボランティアの説明を聞く3人

 再び総武線に乗って秋葉原へ移動。隅田川を渡って直ぐなので近いね。

 休憩を兼ねて駅前のダイビルに入り、デジハリ大へ。近くにいた学生達と交流の時間に。でも1年生達はシャイなのか、なかなか話してくれない(^^; 急に日差しが強くなったので、少し涼しくなるまで、休んだ後に電気街へ。メイドと写真を撮ったりDuty Freeへ行ったりとあちこち歩き回って一日が終わりました。 

デジハリ大にて電気街にて

【読書】わが指のオーケストラ

 「遙かなる甲子園」に続き、山本おさむの「わが指のオーケストラ」を読了。口話主義が台頭する日本の聾教育界の中で、ただ一つ手話を守った大阪市立聾唖学校の校長、高橋潔を主人公にしたマンガです。日本の聾教育の歴史がよく分かります。

 高橋潔の言葉で最も感動した場面は、彼の全国聾唖学校公聴会総会でのスピーチです。

「口話に適する者には口話法にて適しない者には手話法にて」
「ひとりの落ちこぼれもない教育…いわゆる適正教育を最もよしと信じるのであります!!」
第4巻P143より

 他の学校が口話教育に傾く中で、たった1人手話教育の重要性を訴える姿に感動しました。潔の考える適正教育は、いまのインクルージョン教育にも通じるものだと思います。

 しかし世間は口話教育を選び、その結果いまでも聾学校では口話教育が主流で、手話はあまり認められていないままです。口話が出来ると健聴者とのコミュニケーションは円滑になりますが、習得することはとても難しく誰もが身に付けられるものではないそうです。その結果、学校の授業が口話法を身に付けるために割かれてしまい、他の教科の勉強が遅れてしまうという問題があります。

 口話がいいか手話がいいか、答えは一つではありません。その人に適した教育が受けられるようにすることが大事なのだと、改めて感じました。

わが指のオーケストラ (3)
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5 ろう文化の全てがわかる!

【記事】インテル、シニア世代にやさしい PC ライフの環境構築に向けて技術要件を策定

インテル、シニア世代にやさしい PC ライフの環境構築に向けて技術要件を策定

  以前からintel research lab.では高齢者向けのPCの研究が進められていることが漏れ伝わってはいたが、まさかこれがその成果ってわけじゃなかろうな?

 ニュースじゃ細かい技術要件が分からないので、なんともコメントしにくいが、少なくとも非常に現実的なプロジェクトな印象です。研究所のイメージビデオとかが近未来っぽいので、それを期待してみると、アレレって感じですね。こんなのを期待していたのだけれど・・・。intelがスポンサーで研究していたCASTのような内容だと思ったのに。

 シニア向けのコンピューターと言えば、むかしIBMがライコスとやっていたITryプロジェクトを思い出しますね。あのときの研究成果は「らくらくWeb散策」にも利用されていると聞いたことがあります。

 シニア向けパソコンというのは、これら意外にも昔から様々なアイデアや取り組みがあるのですが、いまひとつ決め手に欠けますね。 次は私のアイデアを少し書いてみます。