【読書】ブレイン-マシン・インタフェース最前線―脳と機械をむすぶ革新技術

 脳とコンピューターを接続するブレイン-マシン・インターフェースにの状況についてまとめた本。将来的には再バーグ技術へとつながっていくのだろうけれど、現時点での対象者は主に障害をもつ人への適用である。

 視覚を失った人に対しての人工網膜や、腕を失った人への電動義手など、脳への電子的な情報の入出力を可能にするブレイン-マシン・インターフェースは、既に人工内耳のように実用化されている技術も多く、今後も発展が期待されている。日本国内でも、本書が示すように進んだ技術が多くあるのだが、倫理的な問題から臨床実験を行うことが難しいだろう。確か、人工内耳の研究の時にも、国内ではよい成果をあげていたが臨床実験が出来ずに、研究者が国外へ流出したと聞いたことがある。

 2,006年辺りから、この分野が実用的な研究としてクローズアップされており、アメリカやEUが力を入れてきているので、この辺で技術の全体像を知っておくには手頃な入門書になるだろう。

ブレイン-マシン・インタフェース最前線―脳と機械をむすぶ革新技術
櫻井 芳雄
工業調査会 (2007/06)
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