横浜でワールド・カフェに参加

  横浜市で行われたワールド・カフェに参加してきた。


イマジン・ヨコハマ:開港150周年の節目に横浜の都市ブランドをみんなで創るプロジェクト

 ワールド・カフェとは、組織のイノベーションに向けてテーマを決めて、複数人で課題について話し合う手法のことで、日本でも徐々に広まってきました。今回、横浜で開催されたワールドカフェは、日本では初めてという1000人規模で行うスケールの大きなイベントでした。

会場風景

 会場では6人1組のテーブルに分かれ、セッション毎に決められた「問い」について話し合うました。一定時間話すと、各テーブルに1人だけをホスト役として残し、他のメンバーは異なるテーブルに分かれていきます。その後、新たに席についたメンバーに対して先ほど残ったホストが、これまでの議論を説明して、続きの議論を行うのです。

テーブルの様子

 テープルにはクロスの代わりに模造紙が敷かれており、これに考えたことをメモして残しておきます。回を重ねる毎に、様々なメモが書き加えられていくのです。

右側が香取さん

 今回のワールド・カフェは、日本にこの手法を紹介した香取さんの監修で行われました(上記写真右側)。以前から訳書を読んでいたので、ご本人の監修するカフェに参加出来て、とてもよかったです。

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4 新しい会議の形式
5 ダイナミックなアプローチをストーリーでわかりやすく解説

 この日の問いは横浜の未来についてでしたが、問いを重ねる毎に、これまでどこかヨソ者的な視点で見てきた横浜に対して、主体的に取り組んでみようという思いが芽生えてくるような、そんな会でした。

 個人的な興味としてはこのワールド・カフェを、エンジニアやデザイナーと、ユーザとを混ぜて実施して、それぞれの対立関係を解消し、新たな商品開発やサービスの提供を考えるような場にしていきたいと考えています。ユニバーサルデザインは、ユーザ参加型のデザインなので、その参加の手法の一つとして、これからも研究を続けていきたいと考えています。