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デジハリ大講義録 Archive

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第13回

 今年度の最後の講義。この日は、今までの総集編ということで、Webをケーススタディに使って、ユニバーサルデザインの基本を一通り解説する。実際のWebや、ビデオを使って、出来るだけ分かりやすく解説する。

 最後にレポートの課題を出して、授業は終わり。学生の皆さん、お疲れ様でした。今年も楽しく授業ができました。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第12回

 本日はインターフェースのプロトタイプを作成する実習。紙とはさみとのりを使って作るペーパープロトタイピングの手法を、歩数計のUIをグループに分かれて作り込み、最後に書画カメラを使ってプレゼンしてもらいました。

ワークショップ1ワークショップ2

ワークショップ3ワークショップ4

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第11回

 毎年やっているスパゲティ・キャンティレバー。これを通じてラピッドプロトタイピングとPDCAサイクルの基本を感じて欲しい。

スパゲティ・キャンティレバー1スパゲティ・キャンティレバー2

スパゲティ・キャンティレバー3

今年は最長74.5cmでした。来年は1mを超えてくれないかな。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第10回

 Adobeの山崎さんをゲストに、学生達とディスカッションを実施。

 事前にAdobe製品で使いにくい箇所を、学生にレポートにしてもらっておいて、それをケースにユーザビリティについて話し合いました。予習していたため、学生達も熱心に聞いていました。

ディスカッション1ディスカッション2

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第09回

第3回で学んだ観察の手法や、前回のシナリオの考えをベースを更に発展させてUDマトリクスを作成するワークショップ。今回は実際の機器を試しながらマトリクスを埋められるように、***計を5台持ち込んで、グループに1台ずつ渡して試してもらった。実機を触りながらだと、いろいろと考えやすいみたい。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第08回

ペルソナやシナリオについて学ぶ回。今回は学生にもマイクロシナリオを作ってもらいました。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第07回

前回のワークショップで、ユーザのニーズを体験してもらったので、今回はユーザについて更に深掘りして説明。久しぶりに説明が中心の講義でした。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第06回

疑似体験を通じて、ユーザの不便さを実感するワークショップです。

6つの疑似体験を用意したので、6グループに分かれて、15分間ずつで交代していきます。試したテーマは、

  1. 難聴の疑似体験
  2. 音声による入出力の体験
  3. スティックによる入力の体験
  4. 握りにくさの疑似体験
  5. 白内障・視野狭窄の疑似体験
  6. 色覚障害体験

授業時間が90分と短いので、効率的に体験できるように工夫しているのですが、少し時間が過ぎてしまった。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第05回

 今回の授業では、視覚障害の人のニーズを学びます。ゲストとして、視覚障害の大学生のヨシに来てもらい、一緒にワークショップを実施しました。同じ大学生同士なら、気軽に仲良くなれると思います。

ヨシ1ヨシ2

 このワークショップでは、自分の中にある気がつかない偏見や思い込みに気づくのが目的です。ワークを通じて、日頃あたりまえに思っていることが、単なる先入観であることに気がついてもらえたかな。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第04回

 今日は観察のワークショップ。

 デザインによる正しい問題解決をするためには、ユーザを観察して、問題の原因を探る必要があります。そのための観察の手法を学ぶワークショップを実施。

 ユーザの動作やモノの特性を知るために、動作を細かく分解していって一つ一つに注目できるように、マトリクスを用意しました。ペアに分かれて、お互いの動作を交互に観察して、マトリクスに記入していきます。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第03回

 高齢者に関するテーマでワークショップ。2050年の未来、自分たちが年を取ったときに、どのような世界になっているかをワークショップ形式で予想してもらった。

 まずは予測をするための基礎的な知識や、未来予測の方法の一つであるバックキャスティングについて解説。それらを元に、それぞれの未来像を描いてもらった。

 ちょうど40年後、いま講義を受けている学生達がリタイアしている未来。まだまだピンと来ていないようだが、彼らが(オレも含めて)幸せな老後を迎えられるようにするためには、どのようにすればいいか。それは、このワークショップの中に答えがあるかもしれない。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第02回

今日もユニバーサルデザインの基本や背景を説明。どうしても最初の内は説明が中心になってしまうので、来年は早めに1つワークショップを入れて、学生のモチベーションを維持するようにしなければ。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2008-第01回

 今日からまた半年間、デジハリ大でユニバーサルデザインの講義です。新しい課題を用意して、これから半年間頑張ろう。

 初日は、ユニバーサルデザインの基本を説明。これから半年間、講義をするにあたって繰り返し使う用語などの確認をする。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第12回

 今年の講義は12回目の今日で最終回です。ゲスト講師としてマイクロソフトの細田さんに来ていただき、アクセシビリティについて様々なお話しを聞かせていただきました。

細田さん

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第11回

全12回の講義予定で、今日は11回目の講義です。12回目には外部講師をお招きする予定なので、僕自身が話しをする講義は実質今日が最後。これまで、

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第10回

 先週解説したプロトタイピングの手法の内ペーパープロトタイピングを実習してもらいました。グループに分かれて歩数計のUIを作ってもらったのですが、なかなか時間内に全て完成するのは難しかったようです。すこし課題の内容を少し工夫しないといけないですね。

 完成後に各グループの作品を、書画カメラを使ってデモしてもらいました。シンプルな歩数計のUIでも個性が出ていて見比べると楽しいですね。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第9回

 今日はラピッドプロトタイピングについての解説です。人間中心設計では、プロセスの1つに試作による問題の解決というフェーズがあります。この試作の重要性を短時間で経験してもらうために、パスタで片持ち梁をつくるというゲームにチャレンジしてもらいました。

パスタをテープでつなげるの図1 パスタをテープでつなげるの図2

 制限時間10分間で、どれだけ長い片持ち梁をパスタで作ることが出来るかをチームに分かれて競争してもらいました。限られた時間のなかで、初めて作るモノをどのように組み立てていけばよいかを、ゲームを通じて体験してもらうことが目的です。今期の最長記録は71cm。昨年より制限時間を短くしたのに、結果は良くなりましたね。ちなみに優勝したチームにはポッキー詰め合わせが賞品として贈られました。次はこれで梁を作ってください(^^;

 ゲームの終了後に振り返りの時間を持ち、作業を通じて感じたことをみんなでシェアしました。概ね私の意図は伝わったようでよかったです。

 次にゲームの経験を踏まえてUIのプロトタイピング手法について解説をして、今日の授業は終わり。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第8回

 本日は先週解説したUDマトリクスを実際に作ってもらうワークショップを開催しました。一部を宿題にしていたので、講義では持ち寄った宿題部分をグループで摺り合わせて、全体的な方針を決定してもらいました。最後に各グループに作成したマトリクスを解説してもらいました。

 短時間で作ったわりには、とても良いマトリクスになりました。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第7回

 今日のテーマはUDマトリクスの解説です。 次週に実際にマトリクスを作成するワークショップを実施するので、具体例を示しながら丁寧に解説します。

 来週のワークショップの時間内では全ての作業を完成できそうにないので、今日の内に宿題として一部の作業を学生に指示しました。さて、ちゃんとやってきてくれるかな。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第6回

第六回講義です。

 今日のテーマはシナリオとペルソナ。ペルソナに関しては特に最近話題になるようになりましたね。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第5回

 本日の授業は障害者疑似体験を通じて、障害のある人の不便さを実感したり、支援機器に慣れたりする授業を行いました。課題の内容は次の6つ。

  1. 難聴の疑似体験
  2. 音声読上げの体験
  3. スティックによる入力の体験
  4. 握りにくさの疑似体験
  5. 白内障・視野狭窄の疑似体験
  6. 色弱の疑似体験

 この疑似体験は、デジハリ以外でも何度か実施しているワークショップなので、回を追う毎に内容が充実してきていい感じです。ただ実施時間がもう少し長く取れると、体験も解説も充実できていいのになぁ。出来れば半日は欲しい。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第4回

 しゃべる講義が続いたので、本日の講義はワークショップ形式。「観察」をテーマにグループワークを実施しました。

 ユニバーサルデザインを進めるためには、利用者から情報を得るプロセスが非常に重要です。それは単にインタビューを実施して本人から聞き出せばよいというものではなく、隠れたニーズを引き出すために、デザイナーは様々な手法で利用者から情報を引き出す工夫が必要なのです。

 その工夫の一つに「観察」の手法があります。ユーザビリティ・テスティングのようにモニタールームの中でユーザーの様子を観察するのも、その一つですが、今回はもっと身近で手軽に出来る方法を実施しました。

 まず、授業の始めに様々な待ちの風景を撮影した写真を見せ、その中で気がついたことを全員で確認しました。その時に観察のポイントを解説します。

 その後、学生の1人に手伝ってもらって、あらかじめ用意したビンを開けてもらいました。じつは2つのビンのうち、1つは接着剤でフタが固定されています。開かないビンを開けようとするとき、普段とはどのような違いがあるかを観察してもらいました。

 最後にグループワークとして、3?4人のグループに分かれて個別に観察のワークをしてもらいました。今回は各自のお気に入りの「筆記用具」を使う様子をお互いに観察です。

 友人同士で固まって座っているので、ワークショップを始める前にグループ分けをしました。今回は誕生日の順番に一列に並んでもらい、先頭から3人ずつに分かれてもらいます。ポイントは一言も喋ってはいけないこと。見ているとみんなそれぞれ工夫して自分の誕生日を相手に伝えていました。

 グループワークでは、まず自分のお気に入りの筆記用具について、いい点とわるい点を説明してもらい、その後、文字や絵を描く様子を観察しました。最後に観察から気がついたことを元に改善点を提案してもらいました。

 観察することは簡単な手法ですが、奥が深いので教えるポイントももっと工夫しないといけないですね。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第3回

今回のテーマは「変る高齢者像」。ワークショップを通じて高齢者に対するネガティブなイメージを変えることが目的です。

学生には事前に次のアンケートに答えてもらいました。 ( 回答数:24件 )

  • 設問1 マンガ「サザエさん」に出てくる波平さんの年齢は何歳だと思いますか?
  • 設問2 あなたは高齢者と聞いて、何歳くらいの人を想像しますか?
  • 設問3 あなたが高齢者と聞いて思いつくキーワードを3つ書いて下さい。
  • 設問4 自分が70歳になったときに、どんな生活をしていたいですか?住んでいるところや、趣味、家族や友人との関係など、ITの進歩と絡めて自由に想像しながら300文字程度で書いて下さい。

講義では、このアンケート結果を示しながら進めることにしました。

まず、波平さんの年齢ですが、Wikipediaで見ると54歳の設定です。まだ50代前半なんですね。ところがアンケートの結果は50代後半が最も多く、なんと70代だと思っている人も何人かいました。若い学生から見たら波平さんの見た目は老人なんでしょう。

50歳以下
 
  1人
51-55歳
 
  5人
56-60歳
 
  7人
61-65歳
 
  4人
66-70歳
 
  2人
71-75歳
 
  5人
76-80歳
 
  0人
80歳以上
 
  0人

 これに対して、現代的な若さの象徴としてローリングストーンズを紹介しました。彼らは平均年齢62歳で、今でも世界ツアーをこなす現役のバンドです。ライブの激しいパフォーマンスを見せ、波平さんの年齢よりも上であることを知らせると、そのギャップが興味深かったようです。寝たきり老人の問題は深刻だけれど、ほとんどの高齢者は自立した生活を過ごしていることを紹介。シニア向けの製品開発=介護機器という先入観や、年を取ることに対してネガティブな印象を少しは変えられたでしょうか?

 その後もアンケートを引きながら高齢者の定義などを解説。何歳から高齢者という定義はなく、ほとんどの人が自分よりも年上の人を高齢者と考えていることを説明。

50歳から
 
  0人
51-55歳
 
  0人
56-60歳
 
  0人
61-65歳
 
  7人
66-70歳
 
  9人
71-75歳
 
  5人
80歳以上
 
  3人

 続いてワークショップを実施。今回はBackcastingという手法で、未来の高齢者像について考えることにしました。

 学生を3人一組のグループに分け、アンケートの3,4を元に未来の高齢者について考えてもらう。そして、将来の社会状況を考えながら、10年後20年後のアクションプランを考えるという段取りです。Backcasting法については、また別のエントリーで紹介したいと思いますが、厳密に実施するには事前の準備や資料の読み込みなどが必要ですので、本日は簡易版を実施。具体的な目標をたてるよりも、未来を考える事を重視してワークショップを実施しました。

 振り返りで、2人の学生に結果を話してもらいましたが、未来の話しは少しSFのようで楽しいですね。

 以上。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第2回

 第2回目の講義。

 9月末に国連の障害のある人の権利条約に日本がサインしたことを話しの枕にして、UDやアクセシビリティに関する条例や法律、規格・基準などを解説。説明が中心の講義なので、少し違ったトピックとして今日行ってきたCEATECのことを話す。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第1回

 今年は同じ時間に5?6限を使う演習系の授業が3つ入っている関係で、昨年よりもかなり人数が減って32人のクラスです。その分、教室も狭くて32人でも一杯な感じ。去年はセカンドキャンパスのダイドービルだった教室も、今年はダイビルに復活です。ダイドービルは、またあれで味のある場所だったので、離れてしまうのは少し寂しいのですが、今年はここで頑張りましょう。駅から近いから便利だしね。

 で、せっかく32人になったのだから、今年は講義中心ではなくワークショップ中心の考える授業にしていきたいと心に誓った初日だったのでした。

 この日の授業は、まずこれから半年のスケジュールを説明した後、UDの基本的な概念について解説。教室狭いと学生1人1人と目を合わせて話が出来るのが嬉しい。

【大学】明日から後期授業開始

  明日からデジハリ大でのユニバーサルデザインの授業が始まります。今年で3回目になりますが、毎年少しずつバージョンアップを繰り返して、様々な授業の方法を取り入れています。
 今年は受講生が30人なのが、少し寂しい気もしますが、ワークショップがやりやすくなるので、これまでよりも密度の高い授業内容にしていきたいですね。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第13回

 今期最後の講義です。

 本日の課題はペーパープロトタイピング。ソフトウェアの画面インターフェースを設計する際に用いるテクニックの一つで、早い段階で画面デザインの問題点を把握することが出来ます。

 簡単にペーパープロトタイピングの概要を説明した後、実際にプロトを作ってもらうことにしました。

 課題は歩数計のGUIで、1日の歩数の表示とカロリー計算の入力画面インタラクションを作ってもらいました。歩数計の設計なんて始めただろうけれど、意外とみんないいデザインでしたよ。

最終回なので、まとめに一言。

 人間の多様性を理解することがユニバーサルデザインの第一歩。そのためにはいろいろな人と友達になるのが近道。いつか何かを作るとき、その友達の事を思い浮かべることが出来れば、自ずと多様性が反映されたものに仕上がるはず。

半年間授業に参加してくれてありがとう。お疲れ様でした。
ペーパープロトタイピング 最適なユーザインタフェースを効率よくデザインする
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【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第12回

今日の講義ではユーザーインターフェースのプロトタイピングについて解説。
その解説の前に、学生に簡単なワークショップをやってもらいました。

Workshop:Spaghetti Cantilever

  • どれだけ長い「片持ち梁」を作ることが出来るか? その長さを競う
  • 使っていいのはパスタ20本とスコッチテープ1mだけ
  • 制限時間は20分

制約条件の中で、いかに創造性を発揮できるかがポイントです。

このWSはもともとスタンフォード大学の工学部1年生向けに開発されたモノで、クリエイティビティを伸ばす目的があるそうです。
http://www-cdr.stanford.edu/observatory/designprojectsarchive/design_projects/cantilever.html

 今回はこのWSを通じて、短期間にモノを作るときの心構えのようなものを感じてもらえればよかったのですが、伝わったかな?

 ちなみに1位のグループは59cmの片持ち梁を作ることが出来ました。来年は1mを超えるグループが現れてくれることを期待します。

パスタを並べる学生さん パスタをつなげる学生さん

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第10回

 本日は製品・サービスを計画する時のアイデアをシナリオの形式でまとめるシナリオデザインの実習を行いました。

 シナリオには問題シナリオと解決シナリオの2つを想定し、今日はまず問題シナリオをの方をまとめることをしました。

 グループに分かれたワークショップ形式で、各自の意識した問題点を列挙していき、それらを分類していく作業を行いました。授業の最後には各グループに発表してもらいました。

 次回の授業では解決シナリオを作成するのですが、ユニバーサルデザインでは、どのように問題解決するのかを中心に解説していく予定です。


【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第9回

 今回から製品・サービスを考える時のツールとしてシナリオデザインの手法というのがあります。今回からこのシナリオ手法をユニバーサルデザインの中で使う方法について解説していきます。

 まず、私がこれまで行ってきたシナリオデザインの実例や、その他のシナリオの例を解説しました。また、シナリオの中に登場することになるペルソナについても解説しました。

 続いて実際にシナリオとペルソナを作る時の方法をステップ毎に解説しました。次週から実際にシナリオを作成してもらう予定です。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第8回

 祝日があったので2週間ぶりの講義です。前回に続きゲストを招いての講義です。

 本日来ていただいたのは、雑誌いくお?る編集長の小川さんです。

 小川さんは聴覚に障害のある人向けの情報誌を編集しています。ご自身が聴覚障害があるので、その体験から得た情報がふんだんに掲載された雑誌です。

 講義では、まず小川さんの子どもの頃の体験についてのお話しから始まり、そこからコミュニケーションについて話題が移っていきました。口話や手話について、またFaxやメールについてなどメディアに関する話題も多く提供していただきました。

 面白かったのは聞こえの疑似体験ですね。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第7回

 本日はゲスト講師を招いての授業です。来ていただいたのは、株式会社アメディアの社長、望月優さんです。

 望月さんは、視覚障害者向けのソフトウェアを開発・販売しています。ご自身が全盲なので、自らの体験を活かした製品作りを行っています。講義では、視覚に障害のある人が普段の生活の中で困っていることなど身近な話題から始まり、音声ブラウザで読みやすいWeb作成のノウハウについてと次第に深い内容に移っていきました。

 初めて視覚障害の方の話しを聞く学生もおり、ましてや目の見えない人がパソコンを操作をするのを見た事がある学生はいなかったので、とても勉強になったようです。

 様々な人がインターネットを使っているという実感を持って、今後はコンテンツ作成が出来るように期待しています。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第6回

本日はWeb作成の授業を担当されている中沢先生とジョイント講義。2時限つなげてのワークショップです。

最初に私からWebアクセシビリティについて解説をし、続いて中沢先生が出した課題に沿って学生達がWeb作成を行います。1時間ほどかけて課題のページを作った後、完成したページのアクセシビリティのチェックと修正の方法を私が解説することになりました。

色のチェックや構文の確認などには、チェックツールの使い方を含めて解説を進めました。

6限、7限と一番遅い時間の講義ですが、最後まで残ってくれた学生諸君、ありがとう。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第5回

5回目の授業。学生の出席率が安定してきたので、今日からワークショップ形式の授業スタイルに徐々に変更することに。最初のワークショップは不便さの疑似体験を通じて、問題発見について学ぶことが目的です。

以下、実施したワークショップの内容です。 

  1. 難聴の疑似体験
  2. 音声による入出力の体験
  3. スティックによる入力の体験
  4. 握りにくさの疑似体験
  5. 触覚による識別の体験
  6. 白内障・視野狭窄の疑似体験
  7. 色弱の疑似体験

幾つかのワークはPC上のシミュレーションソフトを使っての実習になります。

学生が実習している間は、私はヒマなので順々に学生の間をまわり、不思議そうな顔をしている彼らに仕組みを説明したり、同じような不便さを感じる状況が、障害のない人にも起こることを気づかせたり、この状況で便利なデザインってどんなものだろうと問いかけたりと、大変充実した時間を過ごすことが出来ました。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第4回

 本日で4回目の授業です。

 今年使っている教室は縦長で、一番奥の学生はかすんで見えません・・・。出席の取り方も点呼からカードに記入する方式に変わり学生を呼ぶことが無くなったため、なかなか名前も覚えるのが難しくなってきました。なんとか顔と名前を覚えようと、出席表を眺めております。

 さて、今回の講義では人間の知覚や認知の仕組みについて解説しました。情報のユニバーサルデザインを考える上で、これらの仕組みを理解する事が求められるのですが、簡潔に解説するのは難しいですね。

 今後の仕掛けとして、Webサイト作成のクラスと合同でWebアクセシビリティの実習をやることになりました。1コマでは足りないので2コマ使ってサンプルページの作成とチェックを体験してもらう予定です。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第3回

 UDの3回目の講義です。

 今回はUDと標準化の関わりについて解説しました。標準化って地味だけど重要なことなのでしっかり説明したっかたのです。

 身の回りのもので標準化されているモノの例を挙げながら、標準化することのメリットとデメリットを解説しました。キーボードのテンキーと携帯電話のテンキーの配列の違いなどは分かりやすい例だと思います。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第2回

第2回目のユニバーサルデザインの講義です。

 本日のテーマはUDの背景と各国の動向について。まずはアメリカでのUDの成り立ちから解説。権利獲得運動とその成果である各種の法律について。対照的に日本ではUD化のドライビングフォースが、高齢化によるマーケット拡大から来ているものだと解説。

 日本ではユニバーサルデザインを市場の観点から、あるいは福祉的な観点から語られることが多い(だから心のUDなんて恥ずかしげもなく言う人がいるんだろうな)。しかし世界ではUDを人としての権利として捉えている。この違いを学生達にちゃんと分かってもらえただろうか?

 権利や法律の話しは学生の喰い付きが良くなかったが、日本のシニア市場に関する話題には興味を持った人が何人かいたようだ。既に成人人口の半分が50歳以上だということなど、数値を見せると流石に伝わるらしい。

 ついでに団塊の世代についても解説。最近のキリンラガービールのCMは団塊世代を狙った事が見え見えで、どこの代理店が作ったのかねぇなんてストリーミングを見ながら話したのでした。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第1回

 2006年度後期の授業が始まりました。今年の履修者は60名、昨年度の1.5倍増です。そのため教室も縦長になり、一番後ろの学生までかなり距離が遠いです。今年の1年生は「ゆとり教育」を受けてきた最初の世代だそうで、多少ビビリながら授業を始めたのですがなんのなんの静かに話しを聞いてくれました。ま、1回目だったから大人しかったのかもしれません(^^;

 初回から第3回目くらいまでの講義は、ユニバーサルデザインの概念や歴史などを中心に進めるので少々退屈になりがちです。その分、授業の組み立てを工夫して、学生の興味を持続させる必要がありますね。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第13回(最終回)

 半年にわたって続けてきた大学でのユニバーサルデザインの講義も今日で最終回となりました。最後ということで、これまでの講義で説明しきれなかった部分を再度解説。合わせて情報デザインの基本的な部分を説明した。この部分は本当はもう少し早い時期に説明した方がよかったと反省。次年度があればシラバスを全面的に見直したいと思う。

 講義を通じて感じたことは、情報のユニバーサルデザインというものが幅広い分野の学際領域であることだということ。それ故、1冊でその全貌を知ることが出来るような入門書的な教科書などがないことだ。やはり1冊書かなければならんかなぁ。専門の学生だったら、この本のここを来週までに読んでこいと言えるんだけどね。

 学生のモチベーションを維持し、授業に出てもらうための工夫というものが必要だった。特に後半は学校全体で出席率が下がる中で、ワークショップやゲスト講師の招聘などを有効に活用してモチベーションを高める努力をしてきた。おかげで学生からの授業評価は平均よりも高い数字をとることが出来た。

 ワークショップについてはやり方だけ説明して、実際の作業は宿題というのが多かったが、出来れば2コマ続けて最後までグループワークを実施してみたかった。これもシラバスとの相談かな。

 何はともあれ、今回一番勉強したのは僕自身だったと思う。教えることで自分自身の理解が深まった共に、教える技術も学ぶことが出来た。学生には申し訳ないが、僕の未熟な講義に付き合ってくれてありがとう。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第12回

新年最初の講義です。

 この日の講義はWebアクセシビリティに関して。ゲスト講師として、IBM東京基礎研究所でアクセシビリティチェックツールである「aDesigner」の開発者の斉藤様をお招きして講義をしていただいた。

 「aDesinger」は無料で公開されていることもあり、事前に学生にインストールしてもらって、実習形式の講義をしてもらうことになった。

 Webアクセシビリティはユニバーサルデザインの授業を履修していなくても興味のある学生が多く、今日は公開講座にすることにしたが、おかげで今日シルは大入り。学生以外にもスタッフの方まで来てくれて盛況でした。

 実習ということで実際のWebサイトの例として、大学のサイトを診断したが残念なことにあまりアクセシビリティには配慮されていないようで、これはなんとかしなくては・・・。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第11回

 講義報告の書き込みが3つ続いてしまった・・・。

 本日は今年の最後の授業でした。デザインの評価に関して90分の解説を行ってきました。ヒューリスティック評価や、ユーザ調査について、写真やビデオを使って具体的に説明。合わせてアクセシビリティのチェックツールなどについても実演。大学のWebサイトをチェックツールにかけたところ、とんでもない結果が出てしまってちょっと困った(^^;

 授業の最後に「スマートITデザインコンテスト」の案内をした。このコンテストは人々が快適に過ごせる公共空間をつくるスマートなITに関して提案を行うもので、そのテーマの一つとしてユニバーサルデザインが挙げられている。学生でチームを作って出品してくれればと思って紹介したのだが、時期的に期末試験と重なっているため準備が難しいかな? もう少し早く知っていれば授業の課題に出来たのに残念。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第10回

講義10回目。もう900分も喋ったことになるのか・・・。

 今日はデザインや設計の際に用いるシナリオ手法と、プロトタイピングについて解説。具体的な例としてあれこれビデオを見てもらって考えてもらいました。もう少し余裕があれば、各自にシナリオを書いてもらう実習もしたかったし、UMLへの話なんかもしたかったな。

 この日の講義では学校のタブレットPCを借りてパワーポイントを表示したのだけれど、説明の時に画面にペンで書き込みが出来るのがいいですね。またタブレットPCで使えるプロトタイピングのツールとしてDENIMというソフトを紹介しました。

 このツールは画面にペンで書き込むだけで、Webサイトの構造を可視化することができるのです。一見落書きっぽく見えるんだけれどなかなか便利。しっかりと構造を考えたサイトの設計はユーザビリティもアクセシビリティも向上するので、こうゆうツールでしっかり検討してください。

 サイト構造を考えるだけじゃなく、ブレーンストーミングの際にグリグリ書き込むのにもいいかも。

 普通のPCでも使えるんだけれど、マウスの入力では役に立たないのですね。ほとんどタブレットPC専用だと思います。 

DENIM An Informal Tool For Early Stage Web Site and UI Design http://dub.washington.edu/denim/

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第9回

 前回の講義の続きで、デザインの一歩前の計画や調査に関する手法について解説。今回は課題を出すこともあって、具体的な例を多く説明することに時間をかけました。

 今回お世話になったのは日本人間工学会が出版した「ユニバーサルデザイン実践ガイドライン」。初心者向けにまとまっているので、学生にも勧められます。この本に解説されているマトリクスによる問題点の整理の仕方は特に便利です。

 ただとても便利な手法だけに頭の中の知識だけでマトリクスを埋めてしまうおそれがあります。思いこみだけのUDにならないように、具体的なユーザーを対象に開発する製品を想定したタスクを実施して検証するなどの作業が必要です。

 もちろん日頃から様々な人と接して、頭の中に実ユーザーのデータベースを作ることも重要です。案外UDに一番大切なのはこの辺かもしれませんね。友達になったら、気軽にいろいろ聞けますし。

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ユニバーサルデザイン講義?第8回

 前回までの講義では、様々な人の特性について解説してきましたが、それを一段落させて新しいテーマに移ります。今回から3コマかけて企画や設計のための調査手法について学び、実習をしながら簡単な企画書を書いてもらう予定です。

 説明したいことがたくさんあるのだけれども、時間の関係で内容が散漫になってしまわないかが心配です。でも学生達が社会に出て仕事をするときに、そういえば授業でそんなことを聞いたことがあったなぁと、思い出したときに自分で調べられるように、頭の片隅にでもヒントが残っていてくれればと願って、なるべく広く解説するようにしています。

 まだ大学一年生ですからね、専門的に学びたいと思ったときに深く勉強し始めても遅くはないですよね。

 

ユニバーサルデザイン講義?第7回

この講義も折り返し地点に来ました。

前半戦の最後は聴覚障害について説明しました。例によってゲスト講師をお招きしております。

今回のゲストは日立製作所で手話アニメーションソフトを開発している田中様です。田中様も聴覚障害で、自らの体験を活かしてソフトを開発しておられました。

次回の講義は休講です。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第6回

先週は祝日で休みだったので、今日で6回目のUDの講義。

今回は主に視覚障害について解説。最初に30分ほど私の方からワシントンの会議の話と視覚障害全般について説明し、残りの時間をゲスト講師の方に解説していただいた。

ゲスト講師はマイクロソフトでアクセシビリティを担当している細田さん。今回はマイクロソフトのアクセシビリティについてと、視覚障害者としてのご自身の体験などを、スクリーンリーダーなどの実演を交えながら語ってもらった。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第5回

第5回。前回で教室のモチベーションがかなり下がってしまったことをうけて、今回は講義の前に6つワークショップを導入した。

ワークショップ?不便さを体験しよう
(1)難聴者の聞こえを体験しよう
(2)音声読み上げソフトを体験しよう
(3)スティックによる入力を体験しよう
(4)触覚による認知を体験しよう
(5)持ちにくさを体験しよう
(6)白内障・視野狭窄を体験しよう

それぞれシミュレーションソフトや体験グッズを使って、グループ毎に1つづつ体験してもらった。

なかなか好評だったが集中力が続かずすぐに飽きてしまってウロウロする学生がいるのにまいった。集中力を持続させるには個別の課題の改善が必要なのだろう。また来年頑張るよ。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第4回

 4回目となる講義ですが、慣れてきたせいもあって講師にも学生にも緊張感が欠けてきたかな?

 本日制定されたJIS X8341-4について説明するが、これは少し難しかったようで頭にクエスチョンマークが浮かんでいる学生が何人か見られた。まずはJISとは何かを先に説明しないといけないのかもしれない。この辺の前提条件に関する知識のレベルは企業人を対象にしたものとまるで異なることをよく吟味しないといけない。

 授業の最後にビデオを流す予定だったがビデオデッキが不調で放送できず。

 いろんな意味で準備不足の講義でした。反省点多々です。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第3回目

3回目の今夜は初のゲスト講師を招いての講義です。

迎えたゲストはNTTドコモで現在UD商品を実際に企画している吉田さんと永田さんでした。講義はまず、日本の企業がどのようにUDに取り組んでいるかを代表的な例を取り上げ、それぞれのモデルを解説しました。

次にドコモが実際にどのような取り組みを行っているかをゲストのお二人に紹介していただきました。

最後にUD商品の試作機を学生達が直接触わりながら、その開発のストーリーをグループでディスカッションしました。

実際に企業で企画や開発を行っているゲスト講師の話を聞くことが出来、学生達には大変刺激になったと思います。特に開発中の試作機を触ることが出来たことは貴重な体験になったことでしょう。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第2回目

2度目のUD講義。

今日のテーマは前回の続きで、UDの概念をその背景や歴史を交えて説明しました。次回にゲスト講師を招く予定なので少し内容を詰め込みすぎたため学生には分かりにくかったかもしれません。大事な部分なので、これからの講義でも繰り返し説明する予定です。

講義概要

「ユニバーサルデザインの概念と背景」
 アメリカの歴史と法律
 日本の人口変化
 日米の考え方の違い
 諸外国の動向
 国際標準化団体の動向
「ユニバーサルデザインへのアプローチ」
 専用品と一般品
 3つの方法
 ユーザー・エキスパート

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第1回目

大学でのユニバーサルデザインの講義の第1回目であります。これから全十五回の講義を行い、それを4つのパートに分けて解説する予定です。

最初のパートとしてユニバーサルデザインの概念や歴史、それらの背景を解説しました。私の受け持つ学生は1年生なので、Webアクセシビリティなどの細かいテクニックを教えるよりは、なぜそうしなければならないか、根本的な部分をじっくり説明していきたいと思っています。

特に初回はデザイナーとしての心構えとして、対症療法的なバリアフリーの問題点を指摘し、根源的な問題解決としてのユニバーサルデザインの重要性を訴えましたよ、もうかなり熱く。

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