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デジハリ大2005年度 Archive

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第13回(最終回)

 半年にわたって続けてきた大学でのユニバーサルデザインの講義も今日で最終回となりました。最後ということで、これまでの講義で説明しきれなかった部分を再度解説。合わせて情報デザインの基本的な部分を説明した。この部分は本当はもう少し早い時期に説明した方がよかったと反省。次年度があればシラバスを全面的に見直したいと思う。

 講義を通じて感じたことは、情報のユニバーサルデザインというものが幅広い分野の学際領域であることだということ。それ故、1冊でその全貌を知ることが出来るような入門書的な教科書などがないことだ。やはり1冊書かなければならんかなぁ。専門の学生だったら、この本のここを来週までに読んでこいと言えるんだけどね。

 学生のモチベーションを維持し、授業に出てもらうための工夫というものが必要だった。特に後半は学校全体で出席率が下がる中で、ワークショップやゲスト講師の招聘などを有効に活用してモチベーションを高める努力をしてきた。おかげで学生からの授業評価は平均よりも高い数字をとることが出来た。

 ワークショップについてはやり方だけ説明して、実際の作業は宿題というのが多かったが、出来れば2コマ続けて最後までグループワークを実施してみたかった。これもシラバスとの相談かな。

 何はともあれ、今回一番勉強したのは僕自身だったと思う。教えることで自分自身の理解が深まった共に、教える技術も学ぶことが出来た。学生には申し訳ないが、僕の未熟な講義に付き合ってくれてありがとう。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第12回

新年最初の講義です。

 この日の講義はWebアクセシビリティに関して。ゲスト講師として、IBM東京基礎研究所でアクセシビリティチェックツールである「aDesigner」の開発者の斉藤様をお招きして講義をしていただいた。

 「aDesinger」は無料で公開されていることもあり、事前に学生にインストールしてもらって、実習形式の講義をしてもらうことになった。

 Webアクセシビリティはユニバーサルデザインの授業を履修していなくても興味のある学生が多く、今日は公開講座にすることにしたが、おかげで今日シルは大入り。学生以外にもスタッフの方まで来てくれて盛況でした。

 実習ということで実際のWebサイトの例として、大学のサイトを診断したが残念なことにあまりアクセシビリティには配慮されていないようで、これはなんとかしなくては・・・。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第11回

 講義報告の書き込みが3つ続いてしまった・・・。

 本日は今年の最後の授業でした。デザインの評価に関して90分の解説を行ってきました。ヒューリスティック評価や、ユーザ調査について、写真やビデオを使って具体的に説明。合わせてアクセシビリティのチェックツールなどについても実演。大学のWebサイトをチェックツールにかけたところ、とんでもない結果が出てしまってちょっと困った(^^;

 授業の最後に「スマートITデザインコンテスト」の案内をした。このコンテストは人々が快適に過ごせる公共空間をつくるスマートなITに関して提案を行うもので、そのテーマの一つとしてユニバーサルデザインが挙げられている。学生でチームを作って出品してくれればと思って紹介したのだが、時期的に期末試験と重なっているため準備が難しいかな? もう少し早く知っていれば授業の課題に出来たのに残念。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第10回

講義10回目。もう900分も喋ったことになるのか・・・。

 今日はデザインや設計の際に用いるシナリオ手法と、プロトタイピングについて解説。具体的な例としてあれこれビデオを見てもらって考えてもらいました。もう少し余裕があれば、各自にシナリオを書いてもらう実習もしたかったし、UMLへの話なんかもしたかったな。

 この日の講義では学校のタブレットPCを借りてパワーポイントを表示したのだけれど、説明の時に画面にペンで書き込みが出来るのがいいですね。またタブレットPCで使えるプロトタイピングのツールとしてDENIMというソフトを紹介しました。

 このツールは画面にペンで書き込むだけで、Webサイトの構造を可視化することができるのです。一見落書きっぽく見えるんだけれどなかなか便利。しっかりと構造を考えたサイトの設計はユーザビリティもアクセシビリティも向上するので、こうゆうツールでしっかり検討してください。

 サイト構造を考えるだけじゃなく、ブレーンストーミングの際にグリグリ書き込むのにもいいかも。

 普通のPCでも使えるんだけれど、マウスの入力では役に立たないのですね。ほとんどタブレットPC専用だと思います。 

DENIM An Informal Tool For Early Stage Web Site and UI Design http://dub.washington.edu/denim/

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第9回

 前回の講義の続きで、デザインの一歩前の計画や調査に関する手法について解説。今回は課題を出すこともあって、具体的な例を多く説明することに時間をかけました。

 今回お世話になったのは日本人間工学会が出版した「ユニバーサルデザイン実践ガイドライン」。初心者向けにまとまっているので、学生にも勧められます。この本に解説されているマトリクスによる問題点の整理の仕方は特に便利です。

 ただとても便利な手法だけに頭の中の知識だけでマトリクスを埋めてしまうおそれがあります。思いこみだけのUDにならないように、具体的なユーザーを対象に開発する製品を想定したタスクを実施して検証するなどの作業が必要です。

 もちろん日頃から様々な人と接して、頭の中に実ユーザーのデータベースを作ることも重要です。案外UDに一番大切なのはこの辺かもしれませんね。友達になったら、気軽にいろいろ聞けますし。

ユニバーサルデザイン実践ガイドライン
日本人間工学会
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ユニバーサルデザイン講義?第8回

 前回までの講義では、様々な人の特性について解説してきましたが、それを一段落させて新しいテーマに移ります。今回から3コマかけて企画や設計のための調査手法について学び、実習をしながら簡単な企画書を書いてもらう予定です。

 説明したいことがたくさんあるのだけれども、時間の関係で内容が散漫になってしまわないかが心配です。でも学生達が社会に出て仕事をするときに、そういえば授業でそんなことを聞いたことがあったなぁと、思い出したときに自分で調べられるように、頭の片隅にでもヒントが残っていてくれればと願って、なるべく広く解説するようにしています。

 まだ大学一年生ですからね、専門的に学びたいと思ったときに深く勉強し始めても遅くはないですよね。

 

ユニバーサルデザイン講義?第7回

この講義も折り返し地点に来ました。

前半戦の最後は聴覚障害について説明しました。例によってゲスト講師をお招きしております。

今回のゲストは日立製作所で手話アニメーションソフトを開発している田中様です。田中様も聴覚障害で、自らの体験を活かしてソフトを開発しておられました。

次回の講義は休講です。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第6回

先週は祝日で休みだったので、今日で6回目のUDの講義。

今回は主に視覚障害について解説。最初に30分ほど私の方からワシントンの会議の話と視覚障害全般について説明し、残りの時間をゲスト講師の方に解説していただいた。

ゲスト講師はマイクロソフトでアクセシビリティを担当している細田さん。今回はマイクロソフトのアクセシビリティについてと、視覚障害者としてのご自身の体験などを、スクリーンリーダーなどの実演を交えながら語ってもらった。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第5回

第5回。前回で教室のモチベーションがかなり下がってしまったことをうけて、今回は講義の前に6つワークショップを導入した。

ワークショップ?不便さを体験しよう
(1)難聴者の聞こえを体験しよう
(2)音声読み上げソフトを体験しよう
(3)スティックによる入力を体験しよう
(4)触覚による認知を体験しよう
(5)持ちにくさを体験しよう
(6)白内障・視野狭窄を体験しよう

それぞれシミュレーションソフトや体験グッズを使って、グループ毎に1つづつ体験してもらった。

なかなか好評だったが集中力が続かずすぐに飽きてしまってウロウロする学生がいるのにまいった。集中力を持続させるには個別の課題の改善が必要なのだろう。また来年頑張るよ。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第4回

 4回目となる講義ですが、慣れてきたせいもあって講師にも学生にも緊張感が欠けてきたかな?

 本日制定されたJIS X8341-4について説明するが、これは少し難しかったようで頭にクエスチョンマークが浮かんでいる学生が何人か見られた。まずはJISとは何かを先に説明しないといけないのかもしれない。この辺の前提条件に関する知識のレベルは企業人を対象にしたものとまるで異なることをよく吟味しないといけない。

 授業の最後にビデオを流す予定だったがビデオデッキが不調で放送できず。

 いろんな意味で準備不足の講義でした。反省点多々です。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第3回目

3回目の今夜は初のゲスト講師を招いての講義です。

迎えたゲストはNTTドコモで現在UD商品を実際に企画している吉田さんと永田さんでした。講義はまず、日本の企業がどのようにUDに取り組んでいるかを代表的な例を取り上げ、それぞれのモデルを解説しました。

次にドコモが実際にどのような取り組みを行っているかをゲストのお二人に紹介していただきました。

最後にUD商品の試作機を学生達が直接触わりながら、その開発のストーリーをグループでディスカッションしました。

実際に企業で企画や開発を行っているゲスト講師の話を聞くことが出来、学生達には大変刺激になったと思います。特に開発中の試作機を触ることが出来たことは貴重な体験になったことでしょう。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第2回目

2度目のUD講義。

今日のテーマは前回の続きで、UDの概念をその背景や歴史を交えて説明しました。次回にゲスト講師を招く予定なので少し内容を詰め込みすぎたため学生には分かりにくかったかもしれません。大事な部分なので、これからの講義でも繰り返し説明する予定です。

講義概要

「ユニバーサルデザインの概念と背景」
 アメリカの歴史と法律
 日本の人口変化
 日米の考え方の違い
 諸外国の動向
 国際標準化団体の動向
「ユニバーサルデザインへのアプローチ」
 専用品と一般品
 3つの方法
 ユーザー・エキスパート

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第1回目

大学でのユニバーサルデザインの講義の第1回目であります。これから全十五回の講義を行い、それを4つのパートに分けて解説する予定です。

最初のパートとしてユニバーサルデザインの概念や歴史、それらの背景を解説しました。私の受け持つ学生は1年生なので、Webアクセシビリティなどの細かいテクニックを教えるよりは、なぜそうしなければならないか、根本的な部分をじっくり説明していきたいと思っています。

特に初回はデザイナーとしての心構えとして、対症療法的なバリアフリーの問題点を指摘し、根源的な問題解決としてのユニバーサルデザインの重要性を訴えましたよ、もうかなり熱く。

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