JIS X8341-4が公示に

10月20日付けで、日本工業規格「高齢者・障害者等配慮設計指針?情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス?第四部:電気通信機器」(JISX8341?4)として制定されました。

http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051020_2.html

この規格がまだ業界標準だった頃から策定に参加していたので、無事にこの日を迎えられて本当に嬉しいです。

この規格はメーカーや専門家だけでなく、当事者である障害を持つ人も参加して策定したのが大きな特徴だと思います。また、プロセスを重視した点や手順書の作成などの新しいポイントも入っており、シリーズでは最も良い出来なのではないかと自負しています。

Webアクセシビリティの規格に比べれば参照する人の数は限られますが、規格に準拠した製品の恩恵を受ける人の数はWebに比べても多いでしょう。

インタラクティブデザイン講座?2日目

昨日に続いてインタラクティブデザイン講座です。

今回の作品は電子ピアノのキットを利用して、インタラクティブに音楽を奏でられるものを作ることになり、まずは各自で音の持つ様々な効果をブレインストームで広げていきました。各自の体験から引き出された音の効果をまとめることによって、いくつかの機能が導き出されてきました。

ここで一時ブレストは中止して、電子ピアノのキットを製作。数年ぶりに半田ごてを握ったのだけれど、さすがに何度も火傷して覚えたテクニックは衰えてはいませんでした(^^;

製作が終わった段階で、電子ピアノの様々な機能を試しながら再びブレストを開始。先ほど考えた機能をどのように具現化するかを考えました。

今日はここまで。各自でブレストの続きを考えることが宿題になり終了です。

インタラクティブデザイン講座?1日目

世田谷ものづくり学校(http://www.r-school.net/)の中にあるスクーリング・パッド(http://www.schooling-pad.jp/)という団体が行うワークショップに参加することになりました。

このワークショップは英国のインタラクティブデザイナーのクリスピン・ジョーンズ氏を講師に、実際の製作を通じてインタラクティブデザインの発想と製作手法を学ぶという趣旨のものです。

土日に行われる集中講義で、今日から10月末までの計6回行われる予定です。1日目の今日は、ジョーンズ氏の紹介から始まり、インタラクティブデザインとは何かを彼のこれまでの作品を見ながら解説してもらいました。

彼のアイデアの根底には、社会的なインターフェースというものがあり、それを表現する方法としてインタラクティブデザインがあるようだ。あるべきものの仕組みを考え、それを具現化する中で形を考えるというのが順番である。見た目の形よりもその背景にあるストーリーを重視するのはユニバーサルデザインにも通じて、すこし嬉しかった。

ちえらぼ2

夕方から秋葉原で開催されていたNTTラボが主催する「ちえらぼ2」を見に行ってきた。

http://www.chie-lab.jp/

アキバ系イベントと言うことで、会場もアキバのネットカフェ。しかも入り口はゲーセンの奥の階段から・・・。最初からちょっと腰が引けたものの勇気を出して入場(^^; でも中はもっとすごくてまさに萌えー状態。

どうしたんだNTT!? まじめな印象を払拭したかったのだろうが、私には開き直ったようにしか見えないぞ。でもそれぞれの技術は素晴らしいんだなぁ。

【大学】ユニバーサルデザイン講義?第3回目

3回目の今夜は初のゲスト講師を招いての講義です。

迎えたゲストはNTTドコモで現在UD商品を実際に企画している吉田さんと永田さんでした。講義はまず、日本の企業がどのようにUDに取り組んでいるかを代表的な例を取り上げ、それぞれのモデルを解説しました。

次にドコモが実際にどのような取り組みを行っているかをゲストのお二人に紹介していただきました。

最後にUD商品の試作機を学生達が直接触わりながら、その開発のストーリーをグループでディスカッションしました。

実際に企業で企画や開発を行っているゲスト講師の話を聞くことが出来、学生達には大変刺激になったと思います。特に開発中の試作機を触ることが出来たことは貴重な体験になったことでしょう。