ワシントン・非常時のアクセシビリティに関するカンファレンス?2日目

 この日からカンファレンス開始。

 会場前のロビーに行くとそこでは手話で会話する人であふれていた。その場のほとんどの人が手話で会話していたため、ざわめきがあっても言葉は聞こえてこない・・・。英語もままならないのにアメリカ手話なんて全く分からないよぅとパニックを起こしかけたところだけれど、ちゃんと聴者もいたので一安心。

会場の様子

 会場内では情報保障のために手話と字幕が完備されていました。上の写真では左手のスクリーンに発表者のスライドが、右手のスクリーンには発表者の喋った言葉が即時に字幕として表示されます。この字幕、事前に入力されていたわけではなく、その場でキー入力していくのです。なんという速さ!!! そして左手のスクリーンの下には発表者がおり、その横には手話通訳者がいます。写真の中央にも通訳者が写っているのですがスペイン語手話だそうです。この他にも聾者が発表する場合には、その手話を読み上げる通訳者もいます。

 リアルタイムで字幕が出るのは、ヒアリングが苦手な日本人にとってもありがたいですね。でもこの会議に海外から参加したのは我々グループだけで、Welcome Speachの際にも遙か日本から来てくれた人がいますと、紹介してもらうほどでした。この手の会議はアメリカでも初めて開かれるものだそうです。会議の出席者は半数が政府関係者で残りが企業関係とNPOスタッフだそうです。