自治体システムの共同アウトソーシング

 情報システムを共同でアウトソースする動きが自治体に出てきたようだ。以下の記事では主にコスト面でのメリットが報告されているが、それ以外にも様々なメリットがある。

地方自治体システムの共同アウトソーシング:コラム「研究員のココロ」|日本総研:コンサルティング
http://www.jri.co.jp/consul/column/data/539-sasabe.html

 まず、情報システムの利便性が高まること。職員に向けたバックヤードシステムであっても、インターフェースを標準化することは教育効果が高く、生産性の向上につながる。

 次に災害時の復旧だ。手元にシステムがある場合にくらべ、アウトソースした場合には災害地とは離れた場所で運用しているわけであるからデータの保護や、システムの復旧がスムーズに進むだろう。

いいデザインには顔がある

 「いいデザインには顔がある」と、むかし誰かに聞いたことがある。物を擬人化して見たことは、誰でも一度くらいは経験があることだろう。古くなった道具が意志を持った妖怪になる民話など、愛着のある道具はそれだけ人に近づくのかもしれない。

 機関車トーマスだって、Pixer映画のカーズだって、擬人化された機関車や車が人間のように意志を持ち、魅力的な表情で物語を作っている。そんな映画を見た後では、ますます機械達に顔があるような気になってしまう。「あ、いま笑っている」なんて、自分の車を見て感じたことがある人も多いのではないだろうか?

 そんな機械の顔をまじめに研究して、製品つくりに反映している会社があるという。日本を代表する自動車メーカのHONDAだ。

「怖い歌舞伎顔」は、なぜ目立つ (川口盛之助の「ニッポン的ものづくりの起源」):NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20070122/117429/

 記事によれば、安全性を高めるために「怖い顔」のイメージをバイクのフォルムに取り入れているのだそうだ。歩行者を威嚇してバイクに近づけないようにするためだ。バイクの写真を見ると、確かにつり上がった目をした、どことなく鮫を思い出させるデザインは鬼気迫る表情でこちらを見つめている。今にも飛びかかってきそうなデザインは、精悍でいかにも速そうだ。

 ノーマンが「エモーショナルデザイン」の中で、モノの性能には使いやすさだけではない要素があると指摘していたが、デザインの中に顔があることもエモーショナルな部分に影響するのではないだろうか。

 デザインに顔があるから愛着がわくのか、愛着があるから顔が見えてくるのか・・・。どちらが先なのかはハッキリしないが、顔のモチーフをデザインに埋め込んでおくのは戦略的に正しいことだと思う。

Extreme Wheelchair Tricks

Youtubeの動画です。

 アメリカではExtremeスポーツというスケボーとか自転車でジャンプしたり坂道や段差を飛び越えたりするスポーツが流行っていますが、このクリップではそれを車椅子でやっちゃいます。

 最後のBackFlipが決まった瞬間は本当にカッコイイですよ。

【映画】イン・ハー・シューズ 

 キャメロン・ディアスが演じるのはトラブルメーカーのマギー。一見奔放に見える彼女の行動も、実は文章を読むことが難しい難読症という障害のコンプレックスからだった。

 対照的な姉妹と生き別れになっていた祖母との家族の関係修復を、さわやかに描いていて好感が持てます。

 物語の後半の舞台となるフロリダのリタイアメントコミュニティには、実際のコミュニティの住人がエキストラとして多数出演しています。セル版には映像特典としてシニアへのインタビューが見られていいですよ。

イン・ハー・シューズ 
イン・ハー・シューズ 

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2007/02/16)
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Paper prototyping for the web

 同じくYoutubeに掲載されていたクリップです。先日のプロトタイピングの講義で学生にも見てもらいました。

 ペーパープロトタイピングをコンパクトにまとまっています。オランダ語で喋っているのですが、まぁ見ていればだいたい分かるのでお勧めです。