文化庁が公開しているメディア芸術データベースを分析するデータサイエンスの教材の企画・開発・監修をお手伝いしました。同データベースの活用について情報提供するウェブサイトMADB LabでPDFの教材と動画が公開されていますので、授業や自習に活用してください。
文部科学省は、すべての大学生にデータサイエンスを学ばせたいと考えているのですが、文化系(not 文系)の学生に興味を持って貰うには、どうすればよいかを考えて企画したのがこの教材です。既存の教材を分析すると、理工系の学生や社会科学系の学生向けには、彼らが興味を持ちそうなテーマを、データサイエンスで分析する教材が揃っているのですが、文化系の学生が興味を持つようなものは見つかりませんでした。
そこで、メディア芸術データベースに収録されているマンガやアニメ、ゲームやアートを素材にして、データサイエンスを学ぶことができればと思い、企画したものです。
膨大な作品データを計量的に分析することで、マンガやアニメのトレンドを探ることができるようになります。文化系の学生がデータサイエンスに興味を持つきっかけになれば幸いです。
追記
MADBのデータを使って、更に進んだ分析が学べる教材が公開されています。
事例3:数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム連携によるMADBデータセットを使ったデータ分析事例 (2024/03/04)