【記事】インテルの研究開発は社会科学重視の方向に

CNETの記事より「インテルの研究開発は社会科学重視の方向に

 インテルのようにBtoBが主な企業であっても、ユーザーの求める技術トレンドを自ら探っている。単純にコンピューターメーカーが求めるスペックを満たすことだけを目指して開発を進めてもよいのではと思いがちだが、このような企業にはCustmer’s Custmerという意識があり、 最終的なユーザーが何を求めてPCを手に取るのかを常に考えている。

 このような取り組みはインテルの中ではかなり以前から取り組まれており、綿密な人類学的手法による調査も行われている。特にアジアでの人々のテクノロジ観をまとめた報告は大変興味深い内容で、一読をお勧めします。

インテル・テクノロジ & リサーチについて


アジアを知る: 7か国19都市で過ごした2年間~人々がテクノロジに求めるもの

【記事】大人には聞こえない着信音

Engadget Japan の記事より 「大人には聞こえない着信音

 年齢が進むと共に高音域が聞こえにくくなります。この現象を利用して授業中に携帯電話が鳴っても、先生には聞こえない着メロがイギリスで使われているそうだ。若い先生には通用しませんな。

 このように年齢による可聴域の変化に対応するために、普通は高音域を変換して聞きやすくするとか、低音域を協調するとかして、お年寄りにも聞きやすい音を作ることはよくありますが、逆の使い方は始めて見ました。面白いですね。

 耳が遠くなったお年寄りでも、イヤミは聞き取れるという事があります。これも可聴域の問題だと聞いたことがあります。イヤミや陰口をを言うときは低い声でボソボソ喋るので、低音が協調されて、かえってお年寄りには聞こえやすくなるんですね。

 皆さん、気をつけましょう(^^;

年をとるとこんな顔になる!?

 スコットランド自治政府が若者に対して、高齢化問題に興味を持ってもらうために代わったサービスを始めた。

 同政府が始めたのは、自分が年をとったときの顔をシミュレーションソフトの提供である。専用サイトから自分の写真をアップロードすると、結果をメールで送り返してくれるのである。

 老人顔シミュレーション

 早速自分の写真で試してみた。もちろん英語なので操作はちょっと戸惑う事もあるが、ちゃんとアジア系の顔にも対応しているようで、大まかな人種をチェックボックスで選択できるようになっている。

 サイトにはシミュレーションした結果は三営業日くらいあとに、メールで送ってくれると書いてあるのですが、一週間経っても届いてません(^^; と言うわけで私のシミュレーション結果の公開はナシよ。

 ちゃんと動いてくれれば、高齢者問題を考えるいい教材なんで学生にやらせてみたいけどなぁ。

 今度また試してみます。

元ネタ:

老化した自分の顔は? 英政府、高齢化対策PRにユニークなオンラインサービスhttp://journal.mycom.co.jp/news/2006/05/18/321.html

【記事】手話で勧誘、聴覚障害者2億円被害

Asahi.comより、「手話で勧誘、聴覚障害者2億円被害

東京、山梨、千葉、埼玉などに住む聴覚障害者が、東京の福祉関連会社社長らから「高い利息を払う」ともちかけられ現金を預けたものの、返金されない事態になっている。社長らは、手話を使って勧誘していたとされ、少なくとも30人が被害を訴え、総額2億円以上にのぼるとみられている。

 障害者を狙い撃ちにした新手の詐欺でしょうか? この社長曰く善意で始めた事業が失敗したとのことだが、真相は裁判でハッキリさせて欲しいですね。

2300万円を預けた山梨県の50代の男性は昨年3月、「いい利息が入る話がある」ともちかけられた。だが、1カ月分の利息として11万5000円が2回振り込まれた後は振り込みが途絶えた。再三、メールで返金を催促しても、先延ばしにされているといい、「手話がうまかったので信用してしまった」と話す。

 この「手話がうまかったので信用してしまった」というのはキーポイントですね。今回は詐欺(?)に使われてしまったのですが、正しく用いれば強力なマーケティングツールとなるということです。

 営業でまわるときに、手話が出来ればそれだけ信用されやすくなると言うことです。障害を持つ人達の横の連携はとても強いので、一件契約がとれれば、そのお客さんから口コミで新たなお客さんを紹介してもらえる可能性は高いですね。

 接客される方、特に外回りの営業が多い方は手話を勉強してみてはいかがでしょう?