今回、私が共著者として参加した新刊書籍「顧客経験を指向するインタラクション 自律システムの社会実装に向けた人間工学国際標準」について紹介します。
本書は、インタラクションシステムについて考慮すべきことを最新の国際規格を踏まえて解説したもので、対象システムは現行のものからAI搭載の次世代のものまでを網羅しています。
本書の特徴は、インタラクティブシステムに求められる要素から始まり、インタラクション原則、知能・自律型のロボットおよびシステムとのインタラクション、そして自動運転車を受容する社会構築に至るまで、幅広いトピックを扱っていることです。
私が担当した「2.4 アクセシビリティ」の章では、アクセシビリティとHCIの関係、人間工学規格におけるアクセシビリティ、JIS X 8341シリーズの経緯と内容、ISO 9241-20の経緯と内容、その他のアクセシビリティ関連情報について詳しく解説しました。
本書は、人間工学や情報システムの専門家はもちろん、顧客経験やユーザビリティに関心のある方々にとって、貴重な知見を提供するものであり、インタラクションシステムの設計や評価に携わる方々にぜひ手に取っていただきたい一冊です。