【読書】遙かなる甲子園

 すべての球児達にとって甲子園は「遙かな」存在なのだろうが、このマンガの舞台になった沖縄の聾学校の野球部員達にとっては距離的にも、そして制度的にもまさに遙かな存在だった。

日本学生野球憲章|憲章&規定|財団法人日本高等学校野球連盟

第十六条それぞれの都道府県の高等学校野球連盟に加入することができる学校は学校教育法第四章に定めるものに限る。

 とある。聾学校は学校教育法第六章に定める学校なので、高野連に加盟することすら出来ないのだ。制度の問題だけではなくとも周囲の無理解は大きく、野球を続けること自体が困難な状況で彼らはどうやってそれを乗り越えていくのだろうか? 

遥かなる甲子園 (第1巻)
遥かなる甲子園 (第1巻)

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【記事】MS、途上国や高齢者を救う最先端技術を披露:ITpro

【WinHEC 2007】MS、途上国や高齢者を救う最先端技術を披露:ITpro

 米マイクロソフトの先端技術研究所マイクロソフト・リサーチ所長兼チーフ戦略オフィサーのクレイグ・マンディ(Craig Mundie)氏は、「今後の核となる開発は医療と教育分野、節電技術にある」と述べて基調講演を始めた

 先進国のIT利用率が飽和状態になりつつある今日では、あらたな市場を切り開くためにIT途上国をターゲットにした研究を進めているのだろうか。

 この記事で紹介されていた医療キオスクのような専門性の高い機器に関してはOpen Sorceソフトに比べて、まだ優位性が高いと思われる。教育分野に関しては、OLPCプロジェクトなど競合が多く一筋縄ではいかないだろう。優良な教育コンテンツを確保できるかどうかが、勝負の分かれ目のように思う。

写真:開発途上国を想定した医療向けコンピューターキオスク

【読書】J検情報デザイン完全対策公式テキスト

 情報検定の公式テキストだそうです。 「情報デザイン」を取り扱う検定だそうで手に取ったのですが、やたらと資格や検定が増えるのも考え物ですね。発行しているのが専修学校教育振興協会なので、専門学校の教材に使うことを考えているのでしょう。

1テーマを見開きで解説しているので、興味のあるページから学習を開始できるのがいいですね。ある程度勉強しているひとには物足りない内容だと思いますが、目次は良くできているので情報デザインを構成する要素を確認するには便利です。これをキーワードに更に自分で調べて勉強するのがいいでしょう。

第1編 共通科目
第1部 情報デザインの基礎 情報社会とデザイン/情報メディアとデザイン/情報デザインとは/情報モラル
第2部 問題の発見と企画 企画の開始/コンセプトメイキング/コンセプトの具現化とデザイン計画/チームオペレーション
第3部 情報収集と解釈 調査/分析と解釈/マーケティングリサーチ
第4部 情報の構造化と編集 情報アーキテクチャ/インタフェースの設計企画のプレゼンテーション
第5部 表現の基礎 平面構成/立体構成/色彩構成/質感構成・音構成・運動(動き)構成デザイン要素と心理/画材・コンピュータ
第6部 情報の表現と演出 レイアウトとその要素/関連性の表現空間・時間展開の表現/ユーザインタフェースの表現映像表現/静的表現・動的表現

第2編 選択科目
第1部 ビジュアルデザイン分野 紙などの平面媒体を中心とした情報伝達の手法・表現・品質などについての基礎知識と応用/ビジュアルデザイン分野における企画・設計・ワークフローの基礎的な知識/平面媒体による(―ビジュアルデザイン分野における―)情報表現/ビジュアルデザイン分野における情報デザインの事例をもとに総合的な力を問う
第2部 インタラクティブメディアデザイン分野 WebやDVDなどのインタラクティブなデジタルメディアを中心とした情報伝達の手法・表現・品質などについての基礎知識と応用/デジタルメディアにおけるコンテンツの企画・設計・ワークフローの基礎的な知識/デジタルメディアにおける情報表現とユーザインタフェースのデザイン/インタラクティブメディアデザイン分野における情報デザインの事例をもとに総合的な力を問う
第3部 プレゼンテーションデザイン分野 一般社会におけるプレゼンテーションの手法・表現・品質などについての基礎知識と応用/プレゼンテーションの企画・シナリオ・表現/プレゼンテーションの実施環境、リハーサル/プレゼンテーションにおける情報デザインの事例をもとに総合的な力を問う

索引

J検情報デザイン完全対策公式テキスト
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【読書】Designing Interactions

とても美しい作りの本です。インタラクションの歴史を人を中心に綴ったもので、図や写真がふんだんに使われているのもの嬉しい。英語が苦手な人でも楽しめます。ただ電話帳のように分厚い本なので、じっくり腰を据えないと読めないなぁ。

サイト「Designing Interactions」でサンプルが見られるので、お試しあれ。

Designing Interactions
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【読書】シリアスゲーム

 シリアスゲームというのは「教育をはじめとする社会の諸領域の問題解決のために利用されるデジタルゲーム」という定義だそうだ。今では様々なゲームが開発され、実際にプレイされている。

 例をあげれば、国連世界食料計画が開発した、「フードフォース」だろう。このゲームは途上国で発生した大規模な災害により発生した食糧不足の問題を解決するために、様々なミッションを実行していく。ゲームを楽しみながら国連の食糧支援について学ぶことができるのだ。 

 「教育とゲーム」というキーワードで思い出すのは、「ポパイの英語遊び」だ。このゲームが発売された当時、なかなかファミコンを買ってもらえなかった友人が親を説得するために、このゲームで英語を勉強するからと説明していた。結果、ファミコンを買ってもらうことには成功したが、英語の勉強は進まなかったようだけど。

 自分自身を振り返ると、卒業研究はシリアスゲームに近いものだったかもしれない。「歩行訓練器に応用するバーチャルリアリティに関する研究」 というタイトルだったのだが、単純に歩行訓練器の前にスクリーンを置き、歩行速度に合わせて風景を切り替えて提示するシステムだ。リハビリに遊びの要素を加えて、モチベーションを高めるのが目的なのだが、ゲームを作る技術が低くてあまり楽しいものは作れなかったのが残念だ。

歩行訓練器画面

シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム
藤本 徹
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