【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第12回

今日の講義ではユーザーインターフェースのプロトタイピングについて解説。
その解説の前に、学生に簡単なワークショップをやってもらいました。

Workshop:Spaghetti Cantilever

  • どれだけ長い「片持ち梁」を作ることが出来るか? その長さを競う
  • 使っていいのはパスタ20本とスコッチテープ1mだけ
  • 制限時間は20分

制約条件の中で、いかに創造性を発揮できるかがポイントです。

このWSはもともとスタンフォード大学の工学部1年生向けに開発されたモノで、クリエイティビティを伸ばす目的があるそうです。
http://www-cdr.stanford.edu/observatory/designprojectsarchive/design_projects/cantilever.html

 今回はこのWSを通じて、短期間にモノを作るときの心構えのようなものを感じてもらえればよかったのですが、伝わったかな?

 ちなみに1位のグループは59cmの片持ち梁を作ることが出来ました。来年は1mを超えるグループが現れてくれることを期待します。

パスタを並べる学生さん パスタをつなげる学生さん

【読書】「人口減少経済の」新しい公式

 過日のエントリーで人口減少について書き込んだが、その時に人口が減っても豊かに暮らせる政策を取るべきと書いて締めくくった。その事についてまとめたよい本があったので紹介する。

「人口減少経済」の新しい公式―「縮む世界」の発想とシステム
松谷 明彦
日本経済新聞社
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日本海重油流出事故から10年

ナホトカ号事故:10年後も油まじり砂5千トン残る 石川 (MSN-Mainichi INTERACTIVE)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/p20070105k0000e040075000c.html

 ナホトカの事故から早10年。懐かしいような気持ちもあるが、まだ油が残ってたのね。

 当時の僕は春休みを利用して、事故から1ヶ月後に現地入りしてボランティアをしていました。テレビで見たような海を覆う大量の重油は既に取り除かれてはいたけれど、岩や砂にこびりついたコールタールのような固まりは、バキュームで吸い取れるようなモノでなく人手でコツコツ取り除いていた。

 既に本部が立ち上がり作業や物資、人手の手配などがボランティアスタッフの手によって運営されていた。本部とは言ってもボランティアの集まりで、なかなか長期に運営を手伝える人は少ない。1週間もいるとすぐにリーダーとして働くことになる。

 この現場で僕はボランティア本部のWebサイト作成を担当することになった。理由は単にキーボードが打てるから(^^;
 まだHTMLなんて1つも知らない状態で、参考書の例文を見ながらページを作っていった。ボランティア本部のページは当時としては驚異的なアクセス数で、その影響力も非常に大きかった。不足している物資を書き込むと翌日にはトラックで運ばれてきたりする。しかし作業状況の変化によって必要な物資は異なり、すぐに情報を更新しないと要らない物資がたくさん届くことになる。この時の経験がインターネット業界に入ったキッカケなのかもしれない。

ボランティア本部前ボランティア本部受付インターネット作成チーム解散式

出生率の低下と初婚率の上昇

先日のニュースで、最新の人口動態が発表された。

2055年 人口9000万人割れ(東京新聞:12月21日)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061221/mng_____sya_____005.shtml

 日本の総人口は今後一貫して減少を続け、約半世紀後の二〇五五年には八千九百九十三万人になるとの「将来推計人口(〇六年十二月推計)」を、厚生労働省国立社会保障・人口問題研究所が二十日、公表した。五五年の六十五歳以上の高齢者人口は三千六百四十六万人で、総人口に占める割合は40・5%に達するなど、少子高齢化に歯止めがかからない状況が浮き彫りになっている。

 少子高齢化は、年金など政局にも大きく影響を与える重要な問題で、現状を維持するために出生率の上昇などを促す政策がなされているが、焼け石に水の状態で一向に効果が上がらない。

 このニュースが発表された数日後にこんなニュースが報道された。 

20代後半の女性初婚率5年ぶり上昇(東京新聞:12月24日)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061224/mng_____sya_____007.shtml

 二十五?二十九歳の女性の初婚率が、二〇〇五年は五年ぶりに上昇に転じたことが二十三日、厚生労働省のまとめで分かった。同省は「少子化の一因である女性の未婚化に変化が見られ、今年の出生数回復に結び付いた」と分析している。

 記事では詳しく説明されていないが、5年前に20代後半だった女性は、団塊の世代が産んだ子供達、いわゆる「団塊Jr.」と呼ばれる層で、突出して人口の多い世代である。引用したグラフを見ていただければ分かるが、2005年現在、20代後半女性と30代前半女性の人口比は非常に大きい。

人口ピラミッド

2005年の人口ピラミッド(国立社会保障・人口問題研究所より引用、グラフ中の赤線は筆者加筆)
http://www.ipss.go.jp/site-ad/TopPageData/2005.gif

 このように5年前と比べると圧倒的に人口が減っている人口層で初婚率が上昇しても、全体でみた時の初婚数は増えたのだろうか? 母数が大きく減ったのだから割合が少し増えても、実際に結婚したカップルの数は減ったことになる。だからそのまま今後の出生数の回復に結びつくというのは、ロジックとしておかしい。結果として厚生労働省の発表は、先だっての人口減少予測の報道に対する印象操作のように思われる。

  少子化は重要な問題だが、いまのまま出生率が大きく回復することは難しいだろう。そろそろものすげー改革をするか、人口が減っても豊かに暮らせる政策を考える時期に来ているのではないだろうか。

Skypeのチャットが読み上げに対応

ITmedia Biz.ID:Skypeのチャットを音声読み上げする方法
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0612/21/news054.html

 上記の記事で紹介されていたエクストラ(点訳ソフトじゃないですよ)を導入することによって、SkypeChatの文字を読み上げることが出来るらしいです。

 ちゃんと日本語にも対応しているらしく、スピーチエンジンのダウンロードもSkypeから出来るらしい。記事中の写真では音声エンジンはL&Hを使用している模様。

 視覚障害のかたは、Skypeで会話を楽しんでいる人が多いと聞いているので、読み上げに対応した機能が増えたのは嬉しいが、Skype本体の読み上げが今ひとつなので今後のバージョンアップに期待したいですね。