CSUN-0日目

 毎年恒例のロサンゼルス視察ツアー「テクノロジーと障害者会議」、通称CSUNに出かけてきます。

 こんな時間(夜中の三時)にBlogを書いているのは、現地時間に体を合わせるため。とか書くとちょっと格好いいが、実際はまだ仕事が終わらないため(^^;

 仕事が終わらないのは、きっと昼間に旗なんか作っていたせいだろう。今年はなんと参加者が60名を超えた大型ツアーになってしまったため、ツアコンを兼ねている私は集団を先導しなければならない。旗の一つも立てなければ目立つのは難しかろう・・・。

 とはいえ、旅慣れた方や海外での学会発表の経験のある方も多いので、放っておいてもそれ程困ることはないだろう。この旗も少しばかりの遊び心から作ったもの。

 心配なのは旗竿に使ったのが壁と壁の間に取り付ける突っ張り棒なので、竿の中身が鉄製なこと。伸縮式だからって特殊警棒と間違われることは無いだろうけれど、これが空港のセキュリティに引っかからないことを祈るばかり。

 旗

【講演】熊本:情報のユニバーサルデザインワークショップ(2日目)

 熊本での2回目のワークショップです。

 今回は実践編ということで、具体的なデザインを作成・修正する時の注意点を中心に解説してきました。

 前回と同様に、前半に講義形式で説明をして、後半にワークショップで実際に試してもらうことにしました。今回は各自が「よいデザイン・わるいデザイン」と思う広報物や地図、サインなどを用意してきてもらい、それを講義で説明した手法で評価するという作業を経験してもらいました。

 評価の際には、各自が漫然とデザインを眺めるのではなく、目的意識とユーザー参加の意味を感じてもらうために個別にユーザーモデルを割り振りました。このモデルに沿ってロールプレイ形式でデザインの評価を実施。このロールプレイには、1日目に実施した疑似体験が役に立ったと思います。

 評価の作業の後に、グループ毎に検討の結果を発表してもらい成果を共有。なかなか皆さんイイ所を突いてきてます。こうゆうときはコメントを付けるのも楽しいですね。

 後半、時間が少し足りなくて、Webサイトのテクニカルな説明が出来ずに講義終了となってしまいました。結構それを目的に参加してくださった方もいて申し訳ない。でも、専門性を高めると、Webを知らない人にはつまらない講義になってしまいます。こうした応募条件の無い講演・講習はどの層にターゲットを絞るか難しいですね。

 それでもWebにも印刷物でも両方に応用できる知識を説明したので、概ね満足いただけたようです。

【講演】熊本:情報のユニバーサルデザインワークショップ(1日目)

 熊本で情報のユニバーサルデザインワークショップを開催してきた。今週は受講者ではなく私が講師だ。

 講義の風景

 熊本では塩谷知事の公約としてユニバーサルデザインの実践を掲げているため、県を挙げてUDの実践を推し進めている。今回のワークショップも県が主催で行われており、県職員や一般の方などがたくさん参加してくれた。

 少し残念なのは、会場の広さやワークショップという形式で進めるため参加者が限られてしまい、かなりの数の人をお断りしなければならなかったことだ。

 講義は2日間に分かれて開催する予定。初日の今日は、まず情報のユニバーサルデザインについて概要を解説。その後、グループに分かれて、様々な疑似体験をしてもらった。ユニバーサルデザインは高齢者・障害者のためだけのものではないけれど、こうした体験を通じて自分とは異なる他者の目を意識してもらうためだ。

次回は3月13日の予定。今度は実際にデザインの改良にチャレンジしてもらう予定だ。

インクルーシブデザイン・ワークショップ 3日目

 ワークショップ最終日。

この日は、午前中に昨日考えたアイデアを可視化する作業を行う。パソコンを持っていたのが私だけなので、パワーポイントでアイデアをまとめていく。他の人は紙でモックアップを作っていた。大体のスライドは昨夜のうちにホテルで作ってしまっていたので、後はメンバーの考えを反映していく作業だけだ。

午後には、一般の来場者も交えたアイデアの発表会。我々のグループは3番目で、順番待ちの間にもパワポを修正。おかげで発表は上々。ただ、大きな賞を逃したの残念だ。自己分析すれば、アイデアはスマートだったが少々小粒だったからかもしれない。

発表の様子

京都新聞 – インクルーシブデザイン
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006030300187&genre=G1&area=K10

また、3月24日には今回のワークショップの報告も含めたフォーラムが開かれる予定だそうだ。

「インクルーシブデザイン・フォーラム 人間の可能性を広げるデザインの未来」

 主催・問い合わせ先 財団法人たんぽぽの家
Tel:0742-43-7055 Fax:0742-49-5501 Email:tanpopo@popo.or.jp

日時・場所・交通機関
3/24(金) [第1部]10:30~12:00(受付10:00~) [第2部]13:30~17:40(受付12:00~)
国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟101 (小田急線参宮橋駅より徒歩約7分)

詳細は次のサイトで確認してください。 http://popo.or.jp/new/detail.php?cid=53

更に10月には、京都で開催される国際ユニヴァーサルデザイン会議の時に、今回のようなワークショップを行うとのこと。次回は48時間耐久デザイン・コンペだそうで、厳しい戦いになりそうだ。これも出来たら参加してみたい。

インクルーシブデザイン・ワークショップ 2日目

ワークショップ二日目。この日は朝から一般の方の家庭に伺って、半日過ごし生活の中での不便さを発見する作業に取りかかった。

 私たちのグループは、京都市内に住んでらっしゃる視覚障害の方のおうちに行くことに・・・。生活の中での発見ということでお掃除を手伝ったり、お茶をいれたり、買い物に出かけるなど日常生活でよくある場面を一緒に体験する事で、そこに潜む問題を探るのだ。

 問題発見の作業の中で、特に我々が着目したのはコーヒーを淹れてもらうときの不便さだ。いつもドリップバックを麦茶のパックのようにそのままヤカンに入れて煮出してコーヒーを作られているとのこと。電気ポットからドリップバックの注ぎ口にお湯を入れるのは難しいので、この方法で淹れているそうなのだ。そこで、我々のグループではこの問題を解決することに・・・。

 ワークショップの様子 ドリップバックの改良のための試飲

 午後、ワークショップの会場に戻ると、直ぐに半日の行動から得たキーワードをまとめて発表する作業を行い、続いてそれらの問題を解決するための具体的なアイデアを練ることに。我々はドリップバックを購入してきて、実際にお茶を飲みながら優雅にアイデアを考えたのだった・・・。