HI学会最終日の本日は、講師も座長もなくのんびりと聴講。主に教育関連のセッションを中心に聞いて回る。高齢者や障害者支援のセッションが並列して開催されていたが、いろいろと人に教える機会が増えてきたこともあって、目下教育が最大の関心事だが今回のセッションはそれとは違うようだったが、おもしろい内容だった。
カテゴリー: 日々の徒然
座長デビュー(HI学会2日目)
二日目のヒューマンインターフェース学会、朝一番の「ユニバーサルデザイン」のセッションで座長を担当することになっており、いそいそと出かけていったのですが、乗り換えで失敗。なんと到着がセッション開始直前となり焦って教室に駆け込んだのでしが、幸いなことに助手の学生さん達が優秀で準備が終わっており、何とか無事に発表をスタートすることが出来ました。
それにしても座長の仕事は緊張しますね。質疑応答で誰からも手が上がらなかった場合に、座長が代わって質問することになっているので必死に発表を聞くことになりますから。でもおかげで発表の内容をよく理解できました(^^;
セッション内容は企業の取り組みが1点、プロトタイプの開発が1点、基礎研究が2点とバランスのとれた発表で、いずれもレベルの高いものでした。質問も会場から複数いただき、懸念していた質問なしという状況は避けられました。
講習会終了(HI学会1日目)
藤沢にあるSFCで行われたヒューマンインターフェース学会に行ってきました。私の本日の役目は、先日も案内した専門講習会の講師です。
講習内容は10月下旬に発表になるJIS X8341?4:電気通信機器の高齢者・障害者配慮設計指針の解説です。制定の背景や規格の内容などを踏まえて、適用のプロセスやチェックリストの作成方法などを説明してきました。
以下に講習に使用したテキストの見出しを書き出しましたので、参考にしてください。
JIS X8341-X:2005 高齢者・障害者配慮設計指針?
情報通信機器における機器、ソフトウェア及びサービス第4部:電気通信機器
特徴
一般製品を対象にしたもの (福祉機器や支援機器を対象にしたものではないが、それらとの連携は重視)
企画・開発・設計のための「プロセス」を重視(多様な利用者や専門家などの参加)
数値目標を定めたものではない (ただし参考として設計に有用な情報は提示)
チェックリスト(配慮ポイント一覧表) (設計の効率化/利用者への情報提示)
1.適用範囲
4.基本原則
5.企画・開発・設計における要件
6.操作・利用に関する共通要件
6.1 操作
6.2 設置・接続・設定
6.3 安全性
6.4 情報セキュリティ
6.5 コンテンツ利用の権利
6.6 代替手段
6.7 インタフェース仕様の公開及び標準化
6.8 機器個別の要件
7.機器に関する共通要件
8.サポートに関する要件
附属書
附属書:基本機能及び配慮要件
共通要件をベースにして、既存の代表的な電気通信機器ごとに具体的な配慮事項をまとめたもの
心身機能別配慮ポイントの一覧表
一部でも未配慮の項目があると、その心身機能が低下した利用者は、機器を利用できなくなる
具体的な企画・開発・設計の際には、これらを参考に独自の表を作成すること
配慮ポイント表(固定電話の例)
電気通信サービス
本規格では取り扱いの対象外だが・・・
「電気通信」のアクセシビリティは、機器だけでは解決できないことも多い
電子メールの遅延→文字通信のリアルタイム性確保
電話リレーサービス→音声とテキスト通信の変換
緊急時の通信のアクセシビリティ(メール110、災害時の安否確認等)
機器の改良がサービスにも広がるように期待
ユニバーサルデザイン(UD)との対比
高齢者・障害者及び一時的な障害を対象
基本はUDの考えを尊重
教員会議に参加
今日は今秋から週1で講義を受け持つ大学での教員会議に参加してきた。
まだ大学は夏休みということでキャンパス(とは言えビルの1フロアー)はひっそりとしていて、以前来たときのような賑わいはなかったものの、デザイン系の大学なので学生たちの授業課題などが並んでいて、段々と学校らしくなってきた。
この大学は実践的な教育が特徴なので、職員の方々は私を含めて皆さん現役の企業人。忙しい人ばかりなので教員会議もお昼を食べながらのランチミーティングスタイルです。
前期の学生たちの状況を聞く限り、学校に対する学生たちの満足度はかなり高いようで、後期を受け持つ身としては身が引き締まる思いだ。僕のユニバーサルデザインの授業は18時から始まるかなり遅い時間なのだが、50名以上の学生が履修希望を出してくれている。予定の30名を遙かに超えた応募だったので、少し選考しようかとも思ったが、結局全員受け入れることにした後半はワークショップ形式で授業を実施するつもりだったが、一人でこの人数をコントロールできないので、やり方を少し変えないといけないなぁ。場合によってはアシスタントを入れることも考えなければいけない。
でも、学生達は間違いなくこの業界の次の世代を担う人材なので彼らに対する責任というものをすごく重く感じる。彼ら一人一人がそれぞれの領域でユニバーサルデザインを実践できるようになるように、出来るだけ多くのことを教えたいと思う。
交通バリアフリー
仕事で電動車いすのかたを電車で送迎することになった。電車での移動は久しぶりなので、下調べを兼ねてWebで検索。しかし、困ったことに詳しいことは分からない。車椅子はOKだが、サイズの大きな電動で乗れるのか? エレベーターが無い駅はどうすればいいんだ?
調べれば調べるほど不安になって、結局最後は駅に直接電話して聞いてみることにした。今度は駅の電話番号が分からない。検索エンジンに頼り切った生活をしているとこんなときに困るな。でもiタウンページの存在に気が付きようやくヒット。
駅に電話して聞いてみると、幸いなことに今回のルートは全て対応されていた。これも交通バリアフリー法のおかげですな。
しかし、実際駅で階段昇降機を利用すると、目立つし帰宅時間の人混みを妨げてしまうので気を使うしでいい気分ではないです。ただ単純に利用できることと、気持ちよく利用できることでは大きな違いがあるのです。
