【大学】ユニバーサルデザイン講義2007-第3回

今回のテーマは「変る高齢者像」。ワークショップを通じて高齢者に対するネガティブなイメージを変えることが目的です。

学生には事前に次のアンケートに答えてもらいました。 ( 回答数:24件 )

  • 設問1 マンガ「サザエさん」に出てくる波平さんの年齢は何歳だと思いますか?
  • 設問2 あなたは高齢者と聞いて、何歳くらいの人を想像しますか?
  • 設問3 あなたが高齢者と聞いて思いつくキーワードを3つ書いて下さい。
  • 設問4 自分が70歳になったときに、どんな生活をしていたいですか?住んでいるところや、趣味、家族や友人との関係など、ITの進歩と絡めて自由に想像しながら300文字程度で書いて下さい。

講義では、このアンケート結果を示しながら進めることにしました。

まず、波平さんの年齢ですが、Wikipediaで見ると54歳の設定です。まだ50代前半なんですね。ところがアンケートの結果は50代後半が最も多く、なんと70代だと思っている人も何人かいました。若い学生から見たら波平さんの見た目は老人なんでしょう。

50歳以下
 
  1人
51-55歳
 
  5人
56-60歳
 
  7人
61-65歳
 
  4人
66-70歳
 
  2人
71-75歳
 
  5人
76-80歳
 
  0人
80歳以上
 
  0人

 これに対して、現代的な若さの象徴としてローリングストーンズを紹介しました。彼らは平均年齢62歳で、今でも世界ツアーをこなす現役のバンドです。ライブの激しいパフォーマンスを見せ、波平さんの年齢よりも上であることを知らせると、そのギャップが興味深かったようです。寝たきり老人の問題は深刻だけれど、ほとんどの高齢者は自立した生活を過ごしていることを紹介。シニア向けの製品開発=介護機器という先入観や、年を取ることに対してネガティブな印象を少しは変えられたでしょうか?

 その後もアンケートを引きながら高齢者の定義などを解説。何歳から高齢者という定義はなく、ほとんどの人が自分よりも年上の人を高齢者と考えていることを説明。

50歳から
 
  0人
51-55歳
 
  0人
56-60歳
 
  0人
61-65歳
 
  7人
66-70歳
 
  9人
71-75歳
 
  5人
80歳以上
 
  3人

 続いてワークショップを実施。今回はBackcastingという手法で、未来の高齢者像について考えることにしました。

 学生を3人一組のグループに分け、アンケートの3,4を元に未来の高齢者について考えてもらう。そして、将来の社会状況を考えながら、10年後20年後のアクションプランを考えるという段取りです。Backcasting法については、また別のエントリーで紹介したいと思いますが、厳密に実施するには事前の準備や資料の読み込みなどが必要ですので、本日は簡易版を実施。具体的な目標をたてるよりも、未来を考える事を重視してワークショップを実施しました。

 振り返りで、2人の学生に結果を話してもらいましたが、未来の話しは少しSFのようで楽しいですね。

 以上。

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