自治体実務セミナーに参加

自治体実務セミナー 時事通信社
http://www.jiji.com/info/jichitai/

この日、時事通信社が実施した自治体向けのセミナーに参加。なぜ、一般のサラリーマンが自治体向けのセミナーに参加してきたかというと、この日のテーマが「地域を安心・安全・元気にするWeb戦略」だったからだ。

防災に関わる本を出版したばかりで、近いテーマのセミナーが開催されたので、早速参加することに。

1日のセミナーなのに参加できたのは午後からだけだったが、印象的だったのは講師の皆さんがしっかりとITを道具として使いこなしていることだった。数年前の自治体職員のITに対する構えのような態度は薄れているように思う。もちろんセミナーで講師を務めるような人達だからだろうけれど、それでも確実にITは人に近づいているのが嬉しい。ここから先の問題は技術ではなくて人なのだ。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第6回

本日はWeb作成の授業を担当されている中沢先生とジョイント講義。2時限つなげてのワークショップです。

最初に私からWebアクセシビリティについて解説をし、続いて中沢先生が出した課題に沿って学生達がWeb作成を行います。1時間ほどかけて課題のページを作った後、完成したページのアクセシビリティのチェックと修正の方法を私が解説することになりました。

色のチェックや構文の確認などには、チェックツールの使い方を含めて解説を進めました。

6限、7限と一番遅い時間の講義ですが、最後まで残ってくれた学生諸君、ありがとう。

滞日外国人向け情報サイト

昨年から神奈川県に滞在する外国人向けの、携帯情報サイトの作成をしている。提供の目的は災害時の避難に関する情報だ。もちろん日常的に使用していないと、非常時に対応できないことから、平時には自治体からのお知らせを定期的な流すことにしている。

一時的に日本に滞在する彼らにとって、非常時にどこへ逃げればいいかという情報を入手するのは困難だ。そして、そのニーズは障害者と変わらないことを今回の調査で知ることが出来た。滞日外国人も障害者も情報を得るという行為に支障があるのことは一緒なのだ。

先月に出版した防災に関する書籍の調査結果を早速活かす機会を得たことに感謝すると共に、有効な情報を提供するサイト作成を更に追求したいと思う。

【大学】ユニバーサルデザイン講義2006-第5回

5回目の授業。学生の出席率が安定してきたので、今日からワークショップ形式の授業スタイルに徐々に変更することに。最初のワークショップは不便さの疑似体験を通じて、問題発見について学ぶことが目的です。

以下、実施したワークショップの内容です。 

  1. 難聴の疑似体験
  2. 音声による入出力の体験
  3. スティックによる入力の体験
  4. 握りにくさの疑似体験
  5. 触覚による識別の体験
  6. 白内障・視野狭窄の疑似体験
  7. 色弱の疑似体験

幾つかのワークはPC上のシミュレーションソフトを使っての実習になります。

学生が実習している間は、私はヒマなので順々に学生の間をまわり、不思議そうな顔をしている彼らに仕組みを説明したり、同じような不便さを感じる状況が、障害のない人にも起こることを気づかせたり、この状況で便利なデザインってどんなものだろうと問いかけたりと、大変充実した時間を過ごすことが出来ました。