TV字幕を携帯で検索

インデックスとNHK、携帯電話機で過去のテレビ番組を検索・視聴できる『Yomu.TV』(仮称)の共同開発を開始

Yomu.TVは、字幕放送用のキャプションを検索用のメタデータとして利用し、過去に放送した番組を携帯電話機からキーワードで検索、視聴するためのソフト。番組そのものを検索できるほか、番組内のワンシーンをピンポイントに狙える“シーン検索”を搭載するという。

 ようやく日本でも字幕の情報をメタデータとして利用できるようになってきたようだ。海外では字幕をデジタルアーカイブのインデックスとして既に活用されており、膨大な情報の中からキーワードで目当てのシーンを見つける事が出来るようになっていた。

 ネット上のサービスとしてはGoogleが同様のサービスを2005年から開始しているようだ。

米テレビ局の番組情報を検索できる「Google Video Search」のベータ版

Google Video Searchは、ABCやPBS、Fox News、NBA、C-SPANなど米テレビ局による字幕放送の番組スクリーンショットが検索できるというもの。検索結果には、検索キーワードがヒットした番組がスクリーンショットとともに表示される。各番組をクリックすると、放送局や放送日時、番組エピソードなどの情報と、番組ごとに最大5つまでのスクリーンショットを表示する。また、各シーンを説明した短いテキストも表示される仕組みだ。

 本来字幕は聴覚障害者のために付けられていたものだが、移民が多く英語を母国語としない人が多いアメリカでは多くの人にメリットがあった。そしてこのようなデータを再利用することで、更にいろいろな人にメリットがあることを見つけられたことはとてもユニバーサルな発送ですよね。

 それにしても携帯でサービスを提供するというのが、極めて日本的じゃないですか。PCでのサービス提供だとセキュリティを十分に保護できないので、コンテンツホルダーが納得できないのでしょう。その点携帯ならば外部にデータを持ち出すことは難しいですから、コントロールしやすいですから。