【記事】ICタグで災害ボランティアの居場所把握…効率配置へ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

ICタグで災害ボランティアの居場所把握…効率配置へ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070204i502.htm

 各ボランティアが電波の発信機能を備えたICタグを身につけることで、自治体が個々人の活動場所を正確に把握できるようにして、避難所などの人員配置を効率化する。

 私の経験では、このような事態は広域災害の時に起こる現象です。報道などで取り上げられた被害地に全国からのボランティアや支援物資が集中し、ニュースに取り上げられなかった被災地は真空状態になります。

 また、ボランティアの中にも様々なスキルを持つ人がおり医師や重機などの特殊免許を持つ人など、災害現場で人手不足になり効率よい配置が求められます。

 こうしたタグの運用と合わせて災害地ボランティアセンター運用キットのようなモノを作ることをお勧めします。広域災害の場合、地震や水害、火山の噴火などハザードマップからある程度のシナリオを作成できるので、非常事態のシーンを予め作っておき、キットに組み込んでおくのです。

舌で見る

 額に取り付けたCCDカメラで撮影した画像を、二次元に配列した電極ピンで舌の上に表現して視覚の代替にするテクノロジーがCBSニュースで紹介されていました。舌は体内で最も高い弁別能力がある場所で、細かい違いを理解することが出来ます。

 脳には高い可塑性があり、訓練によって舌で感じた画像を、視覚を司る脳細胞で認知するように組み替えることが出来るのでしょう。

 日本では株式会社アイプラスプラスが舌ではなく額に電気刺激を加えるシステムを開発していますね。

アイプラスプラス

 非侵襲型で体に負担の少ない技術ですので、どちらも早く実用化されることを期待しています。

心を読む車椅子

ワイアードニュースより「心を読む車椅子」の記事

Wired News: A Wheelchair That Reads Your Mind
http://www.wired.com/news/technology/medtech/0,72580-0.html?tw=rss.index

いわゆるBCI(Brain Computer Interface)タイプの制御装置で、EEG(electroencepharography:脳波検査)による非侵襲型のインターフェースを実現しています。

EUではこのBCIの研究に対して相当な額の助成金を出しており、この分野の動向は目が離せないですね。 

Segway adapted as handicap wheelchair

セグウェイを電動車椅子に改造してます。

 もともとセグウェイは倒立振り子の原理を使った階段を下りられる電動車椅子「ibot」を応用したものなので、原点に返ったようなものか。 でもibotだと階段を上れたりするので、まだまだ専用品には勝てませんな。

 ibotが300万円くらいするのに比べてセグウェイならば随分安く手に入るでしょう。 共通する部品をモジュール化して、双方の値段を安くする工夫をして欲しいですね。

自治体システムの共同アウトソーシング

 情報システムを共同でアウトソースする動きが自治体に出てきたようだ。以下の記事では主にコスト面でのメリットが報告されているが、それ以外にも様々なメリットがある。

地方自治体システムの共同アウトソーシング:コラム「研究員のココロ」|日本総研:コンサルティング
http://www.jri.co.jp/consul/column/data/539-sasabe.html

 まず、情報システムの利便性が高まること。職員に向けたバックヤードシステムであっても、インターフェースを標準化することは教育効果が高く、生産性の向上につながる。

 次に災害時の復旧だ。手元にシステムがある場合にくらべ、アウトソースした場合には災害地とは離れた場所で運用しているわけであるからデータの保護や、システムの復旧がスムーズに進むだろう。