雑誌モーニング2に連載中のマンガ、「ファンタジウム」。
主人公の長見良は13歳の男の子。天才的なマジックの腕前を示す彼は、ディスレキシアのために中学を不登校に。周囲の無理解から孤独を募らせていた彼は、師匠だった北條龍五郎の孫の英明との出会いで、プロのマジシャンを目指していく。
マジックもディスレキシアも丁寧に描かれていて、大人びてはいるがまだまだ少年らしさを残す主人公の心の内が鮮やかにでています。お勧め。
たぶん、マンガの主人公にディスレキシアが登場するのは初めてではないでしょうか? マンガなので極端な部分もありますが、ちゃんと取材もされているので、押えるところはちゃんと押えています。
ファンタジウム 1 (1) (モーニングKC)
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杉本 亜未
講談社
講談社
おすすめ度の平均:

共感を持てる主人公二人が面白くてかわいい
ものすごく続きが読みたくなる
『独裁者グラナダ』の
くりかえし読みたくなる
マジックシーンがすごい
ファンタジウム 2 (2) (モーニングKC)
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杉本 亜未
講談社
講談社
おすすめ度の平均:

さまざまな要素がまとまっていく手品のような素晴らしさ
久しぶりに良いマンガを読んだ