翌朝、4時起き。東海の夜明けを見に行くために、日の出前にコンドミニアムを出てタクシーで世界遺産まで出向く。さすがに早く出たかいがあって、日の出の時間には間に合ったが、雲が多くて肝心の日が見えない(T_T)。
日の出を拝んだ後、近辺の世界遺産をあらかた巡り、宿に戻る。朝から動き回ったので、韓国風の朝ご飯がおいしい。
朝飯を食べて、タクシーで駅まで行く。ここからソウルに移動するのだけれど、その前にレンタサイクルに乗って慶州の観光。春ののどかな景色を眺めながらのサイクリングは最高です。慶州は古都だけあって、あちこちに遺跡や古墳がある。歴史博物館も見学して、3時に列車に乗り込んだ。
駅で電車を待っている間に、ATMでキャッシュを引き出そうと思ったが、ここのATM、全部表示がハングルで、何が書いてあるか分かりません…。ハングルは勉強してきたけれど、発音しか分からないから、地名とか外来語しか意味が分からない。それにしても普通は英語くらい別画面を用意してあるのが常識なのだが、「English」の表示もない。慶州は田舎の方だが、有名な観光地なのだから、海外からの観光客もたくさん来るはずなので、不思議だ。
15時の列車に乗車。まずはローカル線にのり、途中で乗り換えてKTXに乗る。KTXの社内では無線LANが使えたり、デジタルシネマが見られたり、ここでも韓国のデジタル化の影響を体験することができる。
ソウル到着。またタクシーでホテルまで移動。夕食は焼き肉をたらふく食べる。
次は腹ごなしに韓国のサウナ「チムジルバン」に入る。赤土でできた窯のような高温のサウナに入って汗を流したあと、家の居間のような感じの比較的温度が低いスペースでごろごろ転がってくつろぐのが、ここのスタイルのよう。しかし驚いたのが、高温サウナの中でも携帯を使っていたこと。低温サウナにはコインで利用できるインターネット端末もあり、オンラインゲームをしている人がたくさんいた。いくらネットが普及しているからって、サウナの中までやらなくてもいいだろうと思う。それとマンガを読んでいる人がたくさんいたが、ほとんど日本のマンガだった。
ちなみに韓国の人が書いたマンガとしては、最近はアニメにもなった「黒神 」が有名だが、私のお気に入りは「新暗行御史」 。歴史博物館で馬牌を見つけたときには、買ってしまおうかと思った。物語は、韓国の昔話にでてくる「アメンオサ」をモチーフに、剣と魔法が飛び交う歴史アクションファンタジー。お勧めです。