続いて中国の情報通信アクセ市ビリティに関する予習。 これにはまずは自分の関連した本から。
アスキー (2003/03)
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続いて中国の情報通信アクセ市ビリティに関する予習。 これにはまずは自分の関連した本から。
今年のゴールデンウィークは海外出張で貯まったマイルを使って中国は北京へ旅行に行っています。そんなわけで出かける前に現地の状況をチェック。
GWだというの簡単に飛行機のチケットもホテルも手配できたのは、春先の北京は黄砂が吹き荒れているからだということを知ったのは、全ての予約を終えてからだった。まぁ、いいさ砂塵にまみれるのもロマンがあるじゃないか。「♪黄砂に吹かれて~」
でも気になるので調べてみると、黄砂は3月~4月に集中し、GWには吹き止んでいるとのこと。これならマスクの用意はいらないようです。
こうして安心して中国に行けそうです。せっかくなので、彼の地のバリアフリー事情を予習しておこうかとネットを少し調べてみました。
まずはいきなりイイ資料を発見。日本と中国の比較なので非常に分かりやすい論文です。
バリアフリーに対する制度や考え方の中日比較に関する基礎的な考察(PDF)
一人っ子政策による人口動態の変化も注目するべき点ということで、「一人っ子政策」で検索
<中国におけるシニアビジネスの可能性~高齢化事情の日中比較から~
「世界的高齢化の第二波」の震源地中国–老いる前に先進国の仲間入りを果たせるか:「複眼」で見る世界(PDF)
日本の高齢化の速度を上回る恐ろしいほどのショックがこれから中国を襲うことになりそうです。 しかし、急速な少子高齢化の問題を抱えているのは一人っ子政策を推進している中国だけでなく、アジア各国に共通の問題なのだそうです。例えば学歴を大変尊重する韓国では子ども一人に対する費用負担の増大から少子化が進み、いまでは日本を下回る出生率となっています。
では実際、現地はどうなっているんでしょう?
バリアフリーコンサルタントをされている木島さんのページには、現地の様子が写真で説明されています。
更にオリンピックを控えて、北京ではバリアフリーを積極的に進めているようです。今回の旅でも街中で見つけられるといいな。
インドのソフト会社が障害者向けの携帯電話の実験を開始したとのこと。途上国(ITでは先進国か?)で、このような動きがあることはなんとも嬉しいかぎり。 ソフトは利用者の障害に応じてカスタマイズされ、視覚障害ならば音声出力が、聴覚障害者ならばビジュアルな表現が、それぞれ設定できるらしい。 実験はNOKIAの端末をベースに、その上でソフトを動かして行われたそうだ。
CNET記事:ウェブサイトのアクセシビリティで裁判–米の視覚障害者が提訴
アメリカでまたWebサイトのアクセシビリティが低いことを理由に裁判が起っている。以前から航空会社を相手にWebアクセシビリティ関連の訴訟が起っていたが、今度は小売業者だ。
アメリカの法律でWebアクセシビリティを義務づけているのは、リハビリテーション法508条だが、これが適用されるのは連邦政府とその関連のサイトに限られる。航空会社が訴えられた時は、ADAと呼ばれる公民権法に違反しているからだという理由からだった。ADAでは公共交通機関のバリアフリーが義務づけられており、視覚障害者がWebからチケットを買えないのは、これに違反しているとしたのが訴訟理由だったと思う。ただし、この裁判ではADAがサイバースペースにまで適用されるか疑問視されており、勝訴の望みは薄いらしい。
今回の場合は、カリフォルニアの2つの州法(The California Unruh Civil Rights Act and the California Disabled Persons Act)に違反していることから訴えられたものである。ADA同様、これらの法律がどれだけWebに対して影響力を持つかは疑問だが、訴えられた小売業者も前向きな対応を見せており、私は最終的に和解になる可能性が高いと見ている。
C&C財団の後援で研究している災害時のアクセシビリティについて、今年度の研究結果を発表することになりました。
http://www.ict-accessibility.jp/sympo.html
私の報告は昨年11月に参加したアメリカはワシントンでのカンファレンスの模様。この昨年8月に大きな被害を与えたハリケーン・カトリーナのときの政府の対応などについて説明することになった。
いつものごとく、我々の冗長になりがちな話をスパスパとまとめる山田先生の名司会は一品。ゲストの新潟の泉田知事の知事就任直後に起った震災対策の話は、まるで人気ドラマ「24」のように緊迫感のある一級のドキュメントでありました。