京都で開催されたインクルーシブデザイン・ワークショップに参加してきた。これは財団法人たんぽぽの家と協力し、インクルーシブデザインを推進しているジュリア・ カセムさん(英国ロイヤルカレッジ・オブ・ アート)を招いて行われるもので、3日間にわたるワークショップを通じてインクルーシブデザインの考え方を学ぶものだ。
初日の今日は講師のカセムさんからインクルーシブデザインの考え方を、たくさんのスライドを見ながら説明してもらう。いちばんの興味はインクルーシブデザインとユニバーサルデザインの違いだ。
ユニバーサルデザインはアメリカと日本でよく使われる言葉で、インクルーシブデザインはイギリスなどヨーロッパでよく使われている言葉だ。どちらも多くの人にとって使いやすいデザインの概念である。カセムさんによれば両者のメソドロジーは同じだそうだ。違いはヨーロッパとアメリカの言語的なセンスの違いだそうだ。ヨーロッパの人にとって、「ユニバーサル」という言葉はとても仰々しい言葉なのだそうだ。彼らは人生の中でユニバーサルなモノなんて何も無いと思っているので、しっくり来ないとのこと。確かに私もユニバーサルデザインて「宇宙のデザイン」ですか? と聞かれたこともあるから、その感覚は分からなくもない。
講義の合間には必ず考える時間が用意されていて、その都度よいデザインとは何かを考えさせられる。この自分で考えるというのがワークショップで重要なんだな。自分で講義するとつい教えることに一生懸命になってしまって、そこまでたどり着けないことが多い。見習おう。
光の中へ―視覚障害者の美術館・博物館アクセス
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ユニバーサルデザインとインクルーシブデザインの違い
エイブル・アート・ワークショップ2007 「共生社会をデザインする」 〓インクルーシブデザインの手法を通して〓 に参加してきた。
私自身の整理も兼ね…
ユニバーサルデザインとインクルーシブデザインの違い その2
(財)たんぽぽの家が発行している「インクルーシブデザイン ハンドブック」には以下のような記述がある。
『英国貿易産業省は、インクルーシブデザインを「…