ワークショップ二日目。この日は朝から一般の方の家庭に伺って、半日過ごし生活の中での不便さを発見する作業に取りかかった。
私たちのグループは、京都市内に住んでらっしゃる視覚障害の方のおうちに行くことに・・・。生活の中での発見ということでお掃除を手伝ったり、お茶をいれたり、買い物に出かけるなど日常生活でよくある場面を一緒に体験する事で、そこに潜む問題を探るのだ。
問題発見の作業の中で、特に我々が着目したのはコーヒーを淹れてもらうときの不便さだ。いつもドリップバックを麦茶のパックのようにそのままヤカンに入れて煮出してコーヒーを作られているとのこと。電気ポットからドリップバックの注ぎ口にお湯を入れるのは難しいので、この方法で淹れているそうなのだ。そこで、我々のグループではこの問題を解決することに・・・。
午後、ワークショップの会場に戻ると、直ぐに半日の行動から得たキーワードをまとめて発表する作業を行い、続いてそれらの問題を解決するための具体的なアイデアを練ることに。我々はドリップバックを購入してきて、実際にお茶を飲みながら優雅にアイデアを考えたのだった・・・。