【読書】ゲームニクス

 最近読んだ本の中では一番のヒットです。 日本が誇るコンピューターゲームのインターフェースに潜む使いやすさの秘密を解き明かした本です。

 

ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書 さ 3-1)
サイトウ アキヒロ
幻冬舎 (2007/07)
売り上げランキング: 1568
ニンテンドーDSが売れる理由―ゲームニクスでインターフェースが変わる
サイトウ アキヒロ 小野 憲史
秀和システム (2007/07)
売り上げランキング: 10138

ユーザビリティハンドブック

ユーザビリティ関係者必携の本です。第4部の用語解説で、4つほど解説を書かせていただきました。

  • ウェブ・アクセシビリティ
  • AAC
  • デジタルデバイド
  • ロールオーバー

執筆した量は少ないですが、著者の1人に加えていただいているので、著者割引で購入できます。少々値の張る本ですが、持っていて損はありませんので購入希望の方はご相談下さい。

【読書】はだしの天使

 Amazonで「光とともに 11―自閉症児を抱えて (11) 」を購入したら、同じジャンルの本としてお勧めしてくれました。 やはり女性向けの本なのか、絵柄もレディースコミックみたいです。

 障害児をテーマにした本を読んでいつも感じることなのですが、母親と子どもの関係が強く、父親の存在が希薄なことです。自分で産んだ子供が障害を持っていた故に自分自身に責任を感じてしまうことや、子育てが女性中心であることが理由だと思うのですが、この構図にはまると、どのような作品も画一的な描写に感じてしまいます。

 父親の目線で障害のある子どもの成長を綴った本を読んでみたいのですが、どなたかお勧めありませんか?

はだしの天使―自閉症児をみつめ考える実体験コミック
さがわ れん
ぶんか社 (2004/08/02)
おすすめ度の平均: 4.0

5 視野がひろがりました!!
4 2年目ママ
3 何が言いたいのかよくわからなかった

【読書】情報インターフェースの構図

 情報デザインに関係する日本語の書籍は、まだまだ数が少ないので見つけると反射的に買ってしまうのだが、これはイイ意味で教科書的な作りです。目新しい情報が少ないので、この分野に関わっている人には物足りなさを感じるものかもしれません。 自分の仕事に直ぐに応用できるようなノウハウ的な作りではないので、特にWebデザイナーの方とかは考えてから購入した方がイイと思います。

情報インターフェースの構図 (日本情報経営学会叢書 1)
高橋 敏朗 久保田 洋志
中央経済社 (2007/07)
売り上げランキング: 338762

【読書】電子自治体の○と×―e‐Japan戦略が残した地方の姿

 月刊e・Govの編集長が書いた本。 随所にちりばめられたダジャレの裏に鋭い突っ込みがあって、自治体の情報化に関する問題点について面白く知ることが出来ます。本文も対話形式だし、この分野に馴染みがない人にお勧め。

 私としては自治体の情報化は大いに賛成なんですけど、現状では無駄なコストが多く、情報化のメリットが十分に得られていないと感じています。行政組織の縦方向への情報化は進んでいるようですが、横断的な繋がりが出来なければ情報化によるメリットは得られないので、ワンストップサービスが早く実現するように期待しています。

電子自治体の○と×―e‐Japan戦略が残した地方の姿
畔上 文昭
技報堂出版 (2006/02)
売り上げランキング: 85983
おすすめ度の平均: 3.5

4 健全な感覚をもった人の本
3 自治体の情報化の現状が分かります