熊本での2回目のワークショップです。
今回は実践編ということで、具体的なデザインを作成・修正する時の注意点を中心に解説してきました。
前回と同様に、前半に講義形式で説明をして、後半にワークショップで実際に試してもらうことにしました。今回は各自が「よいデザイン・わるいデザイン」と思う広報物や地図、サインなどを用意してきてもらい、それを講義で説明した手法で評価するという作業を経験してもらいました。
評価の際には、各自が漫然とデザインを眺めるのではなく、目的意識とユーザー参加の意味を感じてもらうために個別にユーザーモデルを割り振りました。このモデルに沿ってロールプレイ形式でデザインの評価を実施。このロールプレイには、1日目に実施した疑似体験が役に立ったと思います。
評価の作業の後に、グループ毎に検討の結果を発表してもらい成果を共有。なかなか皆さんイイ所を突いてきてます。こうゆうときはコメントを付けるのも楽しいですね。
後半、時間が少し足りなくて、Webサイトのテクニカルな説明が出来ずに講義終了となってしまいました。結構それを目的に参加してくださった方もいて申し訳ない。でも、専門性を高めると、Webを知らない人にはつまらない講義になってしまいます。こうした応募条件の無い講演・講習はどの層にターゲットを絞るか難しいですね。
それでもWebにも印刷物でも両方に応用できる知識を説明したので、概ね満足いただけたようです。