【出張】ボストン&LA-6日目



本日から「障害者とテクノロジー会議」の開始。

けっこう早い時間からキーノートアドレスが始まる。今年のキーノートは両手足に義足を付けた弁護士のジョン・ケンプ氏だ。暗いので写真がキレイに取れなかったが、彼の右手が能動義手であることが分かるだろうか? がっちりした体つきの人だったので、戦争で手足をなくしたのかと思ったが実際は先天的な障害だそうだ。

 キーノートアドレス

キーノートアドレスが終わると、いよいよセッションの始まり。今年から新たに加わったAgingに関するトラックを聞きに行くことにする。新入りは隅っこで大人しくしているのが世の習わしだが、このトラックはメインの会場から少し離れた場所にあるホテルで開かれていた。結構な距離を歩かなければならない。

今回のAgingに関する発表は高齢社会にいち早く対応している日本企業の参加が目立った。初日の今日ではドコモがらくらくホンや2画面携帯に関して発表している。この発表会場で出会ったのがシニアネットのScott Rainsだ。実は前から彼のBlogを愛読していたのだが、知らずにご本人に対面してしまった。意外な出会いが面白い。 ドコモの発表

【出張】ボストン&LA-5日目

本日は移動日。ボストンからLAへ移動です。ボストンはまだ雪が降っているというのにLAはもうTシャツで過ごせる陽気です。おかげでスーツケースにはコートと水着が入っているという不可思議な状況。荷物が多くて大変です。

セキュリティのチェックが厳しいアメリカの国内便に乗るために、少し早めに空港に行ったのですが、なんでも航空券があたりだったらしく、めちゃくちゃ厳しいチェックを受けました。後で聞いた話によると911事件の時にハイジャックされた飛行機がボストン発だったそうで、ここはアメリカで1番厳しいのだそうです。

来るときと同じくデトロイトで乗り換えなのだが、空港の中を走るトラムに興味津々なツアー参加者について乗ってみる。意外と静かで乗りやすい。入り口ももちろんフラットで車椅子でもラクラクです。

トラムの案内板 トラムの入り口

夕方、LAに到着。ホテルに着くともうCSUNのレセプションは終わっていた・・・。食いっぱぐれたので、そのまま外のレストランへ。始めていくタイレストランだ。ホテルからタクシーで10分くらい「Thai Talay 」は小さいけれどなかなかよいレストランでした。覚えておこう。

 

【出張】ボストン&LA-4日目

茶会事件本日午前は自由行動。有志でダウンタウンのFreedomTrailを散策。ボストンの街並みを堪能できます。歴史の教科書に出てくるような建物がたくさん並んでいます。我々はボストン茶会事件の舞台になった記念館などを見学。理系だったから世界史は詳しくないのよと言い訳しておくが、この時初めて茶会事件の全貌を知ることに。しかし事件の全貌を知るにあたって「tea party」の訳が気になる。なんでお茶会なんだよ!

いい加減寒くて疲れたのでホテルへ戻り、午後からのSpaulding Rehabilitation Hospital訪問に備える。GreenlineでScience Park st.へ行くのだが、事前の調べが足りなかったせいで、この駅が車椅子に対応していないことに後で気がつくのだが、手前の駅から少し歩くだけで到着。無事に難を逃れる。

このHospitalはスポーツリハが盛んでロッククライミングやらカヌーやらを脊髄損傷の人などが楽しんでいるという話しを聞いていたのだが、この寒い時期にはやっていないとのことで非常に残念。

しかし、病院の設備や明るい雰囲気は素晴らしく参加者は満足してくれたようでコーディネーターとしては嬉しい。見せてもらった中で目を引いたのは、やはり支援機器を使ったリハビリテーション訓練室。STやOTなどの4人のスタッフが指導しているらしい。もう一つは大量の車椅子。これはフィッティングに使用するもので、たくさんの中から自分に合ったものを選べるようになっている。中には非常に高価な製品も含まれているのだ。

様々な支援機器 山のような車いす

リハ病院のあとに、Adaptive Environmentセンターへ。今回の目的はこのセンターのリニューアルパーティーへ参加することと言っても過言ではないのだ。
ユニハーサルテサイン

センターの窓には各国の言葉でユニバーサルデザインの言葉が書かれていたのだけれど、笑ったのはその中のカタカナで書かれたものが「ユニハーサルテサイン」と濁点が抜かれて書かれていたことだ。きっと「”」と間違えたのでしょう。

【出張】ボストン&LA-3日目

本日はスタンフォード大学の障害学生支援室を本文する予定。アポの時間まで余裕があるので、元気な人だけでMITを見に行くことに。

ボストンはコンパクトシティの見本になるくらいに主要な施設が集まっていて、移動に不自由しない。我々もボストンにいる間は殆ど地下鉄と徒歩で過ごし、夜とか雪のときにだけタクシーを使っていた。

地下鉄は古いものらしく、路面電車のよう車高の高い列車が走っていた。この電車に車椅子の人が乗り込むための道具がプラットフォームに用意してあって必要な人が現れると電車の運転手さんが降りてきて動かすのだが、なんとそれは手動式のリフトなのだ。ハンドルをグルグル回して車椅子を持ち上げるのだが、手動の割に結構早く持ち上がる。大きくて無造作にホームに置いてあるのだが、意外に便利そうだ。

ボストンの地下鉄 車椅子用リフト

地下鉄Kendall駅で下車。何はともあれMITのシンボルとも言えるドームを見に行かねば。川沿いの道を早朝に歩くのは寒いが、冷たい風が気持ちいい。途中にある変な格好の建物は、後で調べたら建築学科のものらしい。曲線で校正される歪んだ建物だ。そこを過ぎて更にとことこ歩いていくと不意に現れるMaclaurine Bldg.が登場。雪に包まれて美しいのだった。

建築学科の変な建物 MIT

ひとしきりMITの敷地を探索した後、アポのあるハーバードに移動して障害学生支援室を訪問。担当者と有意義なディスカッション。

ケンブリッジの街並み ハーバード大

午後からは自由行動。私たちはボストン美術館へ。見応えのある展示でした。

ボストン美術館

夜は中華街のレストラン「East Ocean Cty」へ。やはりSeafoodがおいしいね。

【出張】ボストン&LA-2日目

ボストンは日本からの直行便がないので、デトロイトで乗り換えです。乗り換えの際にボストンは吹雪で着陸できないかもーという心配もあったが、何とか無事到着。さすがに西海岸に比べて遠いですね。

空港からそのままホテルへ移動。夕方に着いたので、そのまま近くのショッピングモールへ食事に行くことに。ボストンはSeafoodがおいしいとのことなので、ガイドブックで見つけたLegal Seafoodへ。予約を取らなかったので随分待ったが、おいしかったので許す。地ビールのサミュエル・アダムスで乾杯。名物のクラムチャウダーや巨大なロブスターがおいしかった。

巨大なロブスターが2匹