BK1のフィルムコートサービス

オンライン書店ビーケーワン:フィルムコートサービス

 オンライン書店は目次が見られるアマゾンをいつも利用しているのだけれど、 見つからない本があるときはBK1を使っている。こっちの方が配本が少し早い気がするし、和書に関しては数も多いようだ。

 そのBK1で見つけたのが、フィルムコートサービス。一冊120円の追加料金で、図書館の本のように表紙をコーティングしてくれるものです。よく使うリファレンス類なんかに使うと便利かも。

【覚書】ちょっとアクセシブルなメール文章の書き方

 電子メールは、送った相手のメールクライアントによって表示のされ方が異なります。Webサイトのようにたくさんの配慮ポイントはありませんが、いくつか注意するとちょっとアクセシブルになります。

改行は文節の切れ目で

 几帳面な人は1行にぴったり80文字など、改行位置を揃えている人がいます。そうすると単語の間に改行が入る場合があります。これをスクリーンリーダーで読むと単語の意味が変わってしまうので、なるべく文節で区切って改行しましょう。

 例えば、「覚書」の間に改行が入ると、本来なら「おぼえがき」と読み上げられるはずが、「かく しょ」と異なる読みになり、意味が通じなくなってしまいます。

 特にメルマガを作る人にお願いなのですが、整形ソフトを使って1行の文字数をきっちり揃えるのは止めた方がいいですよ。文節をまるで無視してしまうので、たいへん読み上げにくいです。

1行の文字は短めに

 横に長い文章は読みにくいです。特に視力が弱く画面を拡大して読んでいる人の場合は、横に長いとスクロールが 大変なので注意しましょう。

 メールソフトによっては自動的に改行してくれるので、一行が長いと中途半端なところで改行が入ってしまい読みにくくなります。これによって文節以外のところで改行されてしまうこともあるので注意。出来るだけ半角70文字くらいで改行するようにしましょう。

引用は最小に

 ビジネスでのメールは、これまでのやり取りの履歴を残すために引用を多用します。しかし、スクリーンリーダーを使用している人は引用文の中に加筆した文章があるかもしれないと、全ての文章を読むことがあります。これを防ぐために、なるべく引用は避けること。また全文引用するときは「以下引用」とか、「以下署名」などと書いて、それ以降の文章に新しい情報がないことを明示しましょう。

 また、文頭に多量の引用文があると、本文に気がつかない可能性があるので、大事なことはなるべく文頭に書くようにしてください。

 視覚障害の人が使うメーラーには、引用記号などを判断して知らせてくれる機能が搭載されているものもあるのですが、最低限上記のような配慮はしてほしいですね。

適度に句読点

 スクリーンリーダーは、句読点でちゃんと息継ぎをします。聞きやすく読んでもらうためには、適度に句読点を入れましょう。メールを書くときも自分で読みながら書くと、読み上げのリズムが分かりますよ。

 その他、機種依存文字を使わないとか、半角カタカナを使用しないなど、一般的なことにも勿論気を付けて下さい。

【読書】ジェロントロジー―加齢の価値と社会の力学

 日本語で老齢学と訳されるジェロントロジーの解説書。加齢に伴う生理的、社会的な変化を幅広いトピックで分かりやすく解説しており、この分野の勉強をはじめる最初に読む本としてお勧め。

 エンジニア的な視点で高齢問題を考えると、生理的な側面に目が行きがちだが、本書の第1章で真っ先に否定されている。

老化現象を考察するために用いられる科学は生物学や医学が一般的で、身体的な低下が強調される。しかし、大事なことは身体的な低下ではなく、「人間」としての視点でエイジングを捉えることにある。身体機能がなぜ低下しどのように衰えていくかということよりも、その変化を受けとめたうえで心理的かつ社会的にどのような態度と言動をとるべきかに着目することがより重要なのである。

 このため本書で取り上げられているトピックは幅広く、体と心の変化に始まり、政治参加や地域サービス、更に死や宗教などの広い社会問題を取り上げている。これをよめば高齢者に関わる問題に関して一通り知ることが出来るだろう。

 10版を重ねたベストセラーだけあってさすがに事例なども充実している。日本での事例を知りたくなった。

 

ジェロントロジー―加齢の価値と社会の力学
ロバート・C. アッチェリー アマンダ・S. バルシュ Robert C. Atchley Amanda S. Barusch 宮内 康二 ニッセイ基礎研究所ジェロントロジーフォーラム
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e-ATセミナー2007 東京

 代々木のオリンピックセンターで行われたe-ATセミナー2007 東京に参加してきました。

 10日の午後に携帯電話の活用に関する講習会で、10分ほど発表する機会をいただきJISを中心に現在の携帯電話のアクセシビリティに関して説明をさせていただきました。

 発表用スライド【携帯電話とのアクセシビリティJIS:10分バージョン】

 時間が短い発表だと、要点を絞って話さなければならないのでかえって難しいですね。

 他の先生方の発表も大変参考になり、有意義な一日でした。

TV字幕を携帯で検索

インデックスとNHK、携帯電話機で過去のテレビ番組を検索・視聴できる『Yomu.TV』(仮称)の共同開発を開始

Yomu.TVは、字幕放送用のキャプションを検索用のメタデータとして利用し、過去に放送した番組を携帯電話機からキーワードで検索、視聴するためのソフト。番組そのものを検索できるほか、番組内のワンシーンをピンポイントに狙える“シーン検索”を搭載するという。

 ようやく日本でも字幕の情報をメタデータとして利用できるようになってきたようだ。海外では字幕をデジタルアーカイブのインデックスとして既に活用されており、膨大な情報の中からキーワードで目当てのシーンを見つける事が出来るようになっていた。

 ネット上のサービスとしてはGoogleが同様のサービスを2005年から開始しているようだ。

米テレビ局の番組情報を検索できる「Google Video Search」のベータ版

Google Video Searchは、ABCやPBS、Fox News、NBA、C-SPANなど米テレビ局による字幕放送の番組スクリーンショットが検索できるというもの。検索結果には、検索キーワードがヒットした番組がスクリーンショットとともに表示される。各番組をクリックすると、放送局や放送日時、番組エピソードなどの情報と、番組ごとに最大5つまでのスクリーンショットを表示する。また、各シーンを説明した短いテキストも表示される仕組みだ。

 本来字幕は聴覚障害者のために付けられていたものだが、移民が多く英語を母国語としない人が多いアメリカでは多くの人にメリットがあった。そしてこのようなデータを再利用することで、更にいろいろな人にメリットがあることを見つけられたことはとてもユニバーサルな発送ですよね。

 それにしても携帯でサービスを提供するというのが、極めて日本的じゃないですか。PCでのサービス提供だとセキュリティを十分に保護できないので、コンテンツホルダーが納得できないのでしょう。その点携帯ならば外部にデータを持ち出すことは難しいですから、コントロールしやすいですから。